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モンストスタジアムの大会考察ブログです

【名古屋】事前情報

こんにちは隹ナムです。

今回は12月22日に行われる、名古屋大会の事前情報を整理し、優勝チームの予想をしたいと思います。

ちなみにこの記事を見て「優勝予想投票外れた。オーブ返せ」等の苦情は一切受け付けませんので予めご了承ください。

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タイムアタックラウンド

名古屋大会のタイムアタックラウンドは「赤刃の鬼将

各チーム春夏のモンストグランプリ2018でチャレンジしてきたクエストであり、福岡のバトルラウンドでも登場した馴染みの深いクエストだ。

おそらく各チームオセローを軸に編成をしてくるだろう。フィニッシャーで注目は獣神化出雲。キラーが載る衛星弾の威力はもちろんの事、のラストバトルでボス裏配置からのワンパンも強力で、状況によっては配置に動くチームもあるだろう。このクエストは配置に非常に繊細さを求められ、グランプリクエストの中でも非常に面白い戦いを見せてくれる。オセロー・出雲の配置に対する各選手の繊細な動きに注目して観戦したい。

福岡で4Sleepersが叩き出した2:05.780が最速タイムだが、流石にあのルシファーの動きは意図して再現する事はできないだろう。・・・出来ません・・・よね??おそらく2:20前後がターゲットタイムになってくるのではないだろうか。

注目は福岡で非常に綺麗なオセロー捌きを見せたGVと4Sleepers。名古屋のTAでも綺麗な立ち回りを見せてくれるだろう。もう1チーム注目は練習不足。福岡の4Sleepeers戦で後攻だった練習不足。は、通常後攻チームが編成するマナ軸ではなく新環境のラミエルカマエルを軸に編成してきた。練習不足。はかなり赤刃をやり込んでいるのではないだろうか。奇跡的な展開で4Sleepersに敗れたものの、クエストへの高い対応力を示した。

 

バトルラウンド

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A:妖光の狐少女

B:翠緑の生命体

C:水駆ける天叢雲の皇子翠緑の生命体赤刃の鬼将

D:水駆ける天叢雲の皇子妖光の狐少女赤刃の鬼将

E:全9ステージから「ステージ選択権」を得たチームが3ステージを選択

 

バトルラウンドは久々登場の妖光と翠緑。そしてセミファイナルには多くのチームを苦しめたヤマトタケル

ベスト8はおそらく妖光が人気になるのではないだろうか。やはりマモンのSSが強力で、先攻ピックが有利だろう。クエストとしてはイレギュラーが多いが、TA上位陣は先攻ピックの優位性を得るために妖光連戦の右上の山を選ぶのではないだろうか。ただし、やたらと妖光のガスマスクに嫌われているGVは妖光を避けるかもしれない。GVといえば4戦連続右上の山スタートだが、今回ばかりは他の山を狙ってくるだろうか。

翠緑はフェルメールが強力だが、必ずしもフェルメールピックが有利ではなく、逆に仇となる場面も多々見受けられた。2手目の騎士頭上や中ボスのワンパンなど、イレギュラー性もあり、先攻が絶対有利というわけではない為、TA上位で翠緑を選ぶメリットは薄いかもしれない。

ただし、これまで翠緑で壁ドンズを倒した実績のあるアラブルズや、TA1位を獲得した【愛】獣神亭一門は翠緑を選ぶ可能性の方が高い。また、左下の山が大好きな今池壁ドンズαは今回も左下の山(翠緑連戦)を選ぶことが考えられる。

ヤマトタケルは何と言っても福岡のはなっぷvsGVが印象的だ。それまでのタイムとは一線を画すハイペース。よもや両者とも名古屋のセミファイナルに照準を合わせて調整してきているのではないだろうか。この2チームがセミファイナルに進んだ時、どんな勝負を見せてくれるのか楽しみだ。(12/20ニコ生での発言ではなっぷはヤマタケ全然やり込んでないことが発覚しました。お詫びして訂正いたしますm(_ _)m)

ファイナルは福岡と同じくステージ選択権を得たチームが対戦ステージを選ぶことができる。今回は「ステージ選択権」「ピックの先攻後攻選択権」どちらが有利に働くのだろうか。

 

ツアーファイナルを賭けたポイント争いの行方

名古屋ではどこが優勝するかも大切だが、最も大事なのは1週間後に控えたツアーファイナルへの出場権の獲得だ。

すでにランキング1位今池壁ドンズαはツアーファイナルの出場権を獲得。残る出場権は3枠。各チームポイントを計算しながらの戦いが求められる。特に現時点で下位に沈んでいるチームには単純に名古屋優勝だけではポイントが足らないチームも出てくる。バトルラウンドでのトーナメント表の当たり方、場合によってはTAの順位調整も視野に動かなければならず、ただでさえ師走の忙しい中、練習以外にも考えることが山積みだ。

見ている方も、ポイント計算が複雑すぎて混乱すると思う。自分の応援しているチームがどういう条件ならツアーファイナルで戦えるのか気になるところだろう。観戦中に混乱しないようにざっくりポイントを整理しよう。

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おさらいだが獲得できるポイントはTA1位が8ポイント、2位が7ポイントという形で順位が1つ落ちると1ポイントづつ減っていき、8位が1ポイントとなる。

バトルラウンドは優勝が30ポイント、準優勝が15ポイント、セミファイナル敗退は8ポイント、ベスト8敗退は4ポイントとなっている。

ここで重要なのは4位はなっぷとのポイント差である。2位GVと3位アラブルズもファイナル進出確定では無いため、まだ追い抜ける位置ではあるが、まずは下位チームは4位はなっぷとのポイント差をひっくり返すことが絶対条件になる。思い出していただきたいのは、大阪の総括編でお話しした、ひっくり返せるポイントの最大値だ。理論上、ひっくり返せる最大値は33ポイント。これは自分がTA1位で優勝、比較相手がTA8位ベスト8敗退の時に発生するポイント差である。現実的に考えて非常に無理のある皮算用だ。

次にTAを1ポイント差で相手に先に場所を選ばせてベスト8で強制的に当たりに行く。そのまま優勝するとひっくり返せるポイントは25ポイント。しかしこれはTAの順位をある程度操作できなくてはならず、TA挑戦順位が遅いGVや今池壁ドンズαが取れる戦術であり。早い段階でアタックしなくてはいけない下位チームには難しい戦術だ。

一番現実的な計算は自身がTA1位優勝、比較相手がTA2位準優勝でひっくり返せる16ポイントを基準にすることだろう。このポイントは自力でひっくり返せるポイントの最小値だ。相手がTAで下位に沈んだり、ベスト8やセミファイナルで敗れればさらに多くのポイントをひっくり返せる。

 

この自力通過できる16ポイントを基準に考えよう。優勝するだけで相手の順位が関係なく出場権を獲得できるのが、現在5位12ポイント差の4Sleepersだ。例えはなっぷが準優勝でも自力でファイナル出場権を獲得することができる。大切なのはTAで下位に沈まないこと。TAのポイントではなっぷと4ポイント差を広げられてしまうと自力進出がなくなってしまう。逆にTAで6ポイント以上差を詰めると、自身準優勝、はなっぷセミファイナル敗退でも1ポイント差でひっくり返る。セミファイナル敗退でははなっぷがベスト8敗退でもわずかに届かない。

4Sleepersに必要なのはTA上位、そしてバトルラウンド決勝進出が絶対条件だ。

ただし、対するはなっぷとしても一番危険なのはすぐ後ろにいる4Sleepersである。福岡のはなっぷは対今池壁ドンズαにとんでもない猛毒を仕込んでいた。ベスト8の妖光ははなっぷの刹那編成が控えている。あの編成は高難易度ではあるが、最速11手という驚異的な可能性を秘めており、4SleepersはTA上位で通過するとはなっぷにベスト8で刺される危険性があり油断することはできない。

 

次に6位の【愛】獣神亭一門。はなっぷとのポイント差は20ポイント。自力ではファイナルに進出することができず、優勝するほか道はない。例え優勝してもはなっぷの順位次第では覆すことができない。何としてもはなっぷにセミファイナルもしくはベスト8で消えてもらはなくてはいけない。TAの順位にもよるが、はなっぷが決勝に進んだ時点で望みはほぼ無い。

【愛】獣神亭一門はTA上位、優勝そしてはなっぷの早期敗退が絶対条件だ。

 

最後に7位練習不足。はなっぷとのポイント差は23ポイント。獣神亭と同じく自力進出の可能性は途絶えている。TA順位次第だが、TA1位で優勝、はなっぷベスト8敗退くらいの狭い条件でなければファイナル進出は叶わない。TAでも下位に沈み、はなっぷに3ポイント差以上つけられると、バトルラウンドではひっくり返すことができず、その場でファイナル出場権が失われてしまう。

練習不足。もTA上位、優勝そしてはなっぷの早期敗退が絶対条件だ。

 

上位陣は自身がベスト8で敗退しなければファイナル進出は固い。

これまで安定してTA・バトルラウンドで結果を残しているからこそ今の位置にいる上位陣。いくら下位チームが背水の陣といえども、やすやすと崩れることはないだろう。ましてや上位2チーム今池壁ドンズ・GVは名古屋がホームだ。大阪・福岡と地元チームが優勝したことを考えると応援の後押しもあり最大限力を発揮してくるだろう。

はなっぷも追われる立場ではあるが下位チームに比べれば条件は非常ゆるい。福岡の好調を維持し、あわよくば壁ドンズのお膝元でツアー2勝目を狙うだろう。

名古屋当日はおそらく優秀な運営スタッフさんが頑張ってポイント計算して、視聴者にわかりやすく逐一情報を出してくれると思います。私も合間合間でツイートしていくので、ツアー最終戦・ツアーファイナルの行方を現地・配信それぞれ可能な限り全力で見守りましょう。全チームいい結果とはいかないのが勝負の世界ですが、皆様の応援しているチームが最大限力を出し切り、納得のいく最後を迎えられることを心より願っております。

 

さて毎度おなじみ隹ナムの優勝予想です。

前回は壁ドンズ予想で見事はなっぷにベスト8で猛毒を盛られてしまいました。

今回の優勝予想はGVです。

地元ということもあり、声援も後押しするでしょう。これまで全大会通してTAでも上位を維持し、前回福岡大会は準優勝。ランキング2位と好成績を収めていますが、未だツアー優勝には手が届いていません。しかし、今回TAは福岡で好調だった赤刃の鬼将、セミファイナルでハイスピードマッチを見せたヤマトタケル。そして決勝の選択権のチョイスを行なったことがあるアドバンテージもある。私としてはTA1位バトルラウンド優勝の完全優勝もあるのではないかと思っております。唯一の不安材料は妖光のガスマスクですかね。

 

ランキングとは関係ないが注目したいのが、未対戦マッチだ。

ここまで4大会を戦い抜き、上位陣は多くの対戦を繰り広げている。トップの今池壁ドンズαはこれまで10戦を戦ってきた。これだけ多くの勝負を行なってきた今池壁ドンズαだが、未だにツアーで戦っていないチームがいる。それが長年のライバル【愛】獣神亭一門だ。今年はじめの闘会議CUP 2018DAY2のエキシビジョンマッチ以来グランプリでも対戦せず、ツアーでもついに当たることがないまま、ここまで来てしまった。今池壁ドンズαは【愛】獣神亭一門を破れば「ツアー中全チーム撃破」という偉業を成し遂げる。【愛】獣神亭一門がツアーファイナル進出が厳しい状況からすると、名古屋で対戦できなければ来年のグランプリまでお預けということになるかもしれない。闘会議CUPでは獣神亭にタイトルを奪われている。リベンジするなら名古屋で当たることが必須だ。

ツアーファイナルが確定しており、1位通過もほぼ手中に収めている壁ドンズ。なんとなく彼らは「全チームに勝利」という誘惑に弱そうだ。TA1位を獲得し、待っているだけではおそらく獣神亭との対戦は叶わないだろう。TAアタックがラストの壁ドンズが奇策を講じるようなことは起こるのだろうか。TAの壁ドンズの動きに注目したい。

 

最後に、未勝利というと非常に言いにくいが、東京代表らぶましーんはここまで4大会未勝利。ツアーファイナルの出場権も失ってしまったが、応援するファンのために何としても名古屋で1勝を勝ち取ってほしい。決して弱いわけじゃない、あと一歩ここがプロとしての踏ん張りどころだ。

 

というわけで長々とお話ししましたが、名古屋の見どころわかって頂けましたでしょうか。10月に始まったプロツアーもついに最終戦。プロ8チーム32人全員が出るのもこれが最後でございます。名古屋のプレミアム観覧チケットは即日完売、追加チケットも販売される大人気。きっと現地はツアー最高潮の盛り上がり。現地観覧できず、画面の前で見守る人も多いでしょう。それでもファンの思いはきっと選手に届きます。歓喜あり涙ありの瞬間を、現地でも画面の前でも最高に盛り上がって迎えましょう!!

 

以上、名古屋の事前情報でした。

名古屋前に時間があればちょろっと選手紹介記事書くかもしれません。

それでは次回またお会いしましょう

隹ナムでした

 


モンストプロツアー2018 トーナメントツアー PV【モンスト公式】