MONGRA FAN

モンストスタジアムの大会考察ブログです

GRAND FINAL

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3ヶ月の激闘を経て、ついに最後の闘いが始まる。

熱気渦巻き、歓声が響く会場に最後を飾る主役たちが現れる

今池壁ドンズα lead ベーコン second pkrn third そふぁ anchorなんとかキララEL

GV leadおっとっと second ケイゴ third 星 anchor とし

プロNo1を決める闘いの幕が上がる。

 

ツアーファイナル決勝戦のステージは固定

1翠緑の生命体

2水駆ける天叢雲の皇子

3冥黒の女王

天地開闢の始神

5妖光の狐少女

で行われる。

ピックの先攻後攻選択権はランキング上位の今池壁ドンズαが保有する。

 

第1試合 翠緑の生命体

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第1試合翠緑の生命体はラウンドAと全く同じピック、同じ編成。

お互いやることは決まっている。あとはいかに思い通りに試合を進めることができるかだ。

早打ちのべーこん選手に対し、先ほどミスが出たおっとっと選手は少し慎重に初手を打ち出す。両者ミス無くカーマを処理。おおよそ3ゲージ遅く打ったリンツーだが、止まりが早くセカンドに回るタイミングはほぼ同時。ゲージがない分だけGVの方が打ち出しが早くわずかに先行する。GVは前戦名古屋で翠緑の2手目を2回失敗しており、打ち出しが心配されたが、1週間でしっかり修正。ケイゴ選手が流れを作る。

バトル2はお互いしっかり1手抜け。ツアー序盤ではこの3手目でミスする選手が多かったが、最終戦ともなれば当然のように決めてくる。

このままミラーゲームかと思われた4手目、初期位置の高かったブラフマーは壁反射でカーマの間を狙うが入れない。順調にバトル3を突破したGVが、ここで一気に突き放すかと思われたが、続くバトル4でGVは右下打ち出しを選択。おそらくanchorアップルをズラさないための右下打ち出しだが、左のカーマが1体残ってしまう。なかなか7手目が決まらない星選手。PSはお墨付きなのだが、緊張しているのか名古屋から不調が続いている。追う今池壁ドンズαもブラフマーでバトル4に突入。反射で4体を処理するのは難しい場面だが、1手前でGVがミスしており、決めれば追いつける絶好のチャンス。GVのショットを確認し、落ち着いて4体処理を狙うなんとかキララEL選手。放たれたブラフマーは綺麗な軌道を描き4体のカーマを消し去る。なんとかキララEl選手のスーパーショットに会場からは歓声が上がり、本人もガッツポーズでそれに応える。だがまだ勝負は終わっていない、thirdそふぁ選手に宥められ画面に向き直る。

想定手数とはズレた両者は苦戦しながらもほぼ互角で中ボスを突破。しかしGVはフェルメールの配置がよくない。ワンパンできるラインが無く、シェフィールド処理を行うが、ボスが画面上に移動するターンが貫通手番の為、ボス処理がかなり苦しい。今池壁ドンズαは初手の打神鞭が画面右からスーパーワープしたが、ボスの隙間のいい位置に出現。ワンパンとまではいかないまでも、ボスのHPを半分近く削る。続くsecondユミルでフィニッシュを狙いたいが、シェフィールドがルートを塞ぐ。決着はまだ先かと思われたが、狭いルートをpkrn選手が隙間を縫いウィニングショットを決める。うまくボスの頭上に入れたユミルでボスを削り切り、最初の1戦をものにした。

 

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※カーマ4体を綺麗に処理する、なんとかキララEL選手のスーパーショット !

 

第2戦 水駆ける天叢雲の皇子

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2戦目ヤマトタケルでは今池壁ドンズαが壁ドンSSを持つロビンフット・ハンターキング2枚をピック。壁ドンでのボス2フィニッシュは名古屋で【愛】獣神亭一門しか決めていないが、この大舞台で壁ドンSSを決め、「壁ドンズ」の面目躍如なるか!?

試合は序盤からGVがリード。序盤の雑魚処理ゾーンで18秒の差をつけ中ボスへ。バトル5のダメージウォールで焼けるものの、ギリギリのところで踏みとどまる。これまでのツアー中もDOWNの多いステージであり、GV自身も福岡決勝でDOWNを喫したステージだが、HPを気にしていては勝つことはできない。「もう一度、今池壁ドンズαに勝つ」GVが気迫でヤマトタケルを攻略していく。大きくリードを許す今池壁ドンズαだが勝負をひっくり返す壁ドンSSが2枚控える。遅れることも想定内、バトル7でSSが打てるターン数まで計算済みだ。運命のバトル7、GVとのタイム差は28秒。1枚目の壁ドンSSを切るが配置ができていない為、ワンパンは出来ずにステージを移動。それでも12秒差まで詰め、2枚目のロビンフットに望みを託す。あと一歩まで来たGVはムーのホーミングSSに全てをかける。お互い切り札にターンが回るが、わずかにムーのSSが先に放たれる。無数のホーミングが突き刺さる中、今池壁ドンズαのロビンフットも壁ドンSSを放つ。放たれたロビンフットは綺麗にボス下に吸い込まれたが、わずかに早くムーがヤマトタケルを削りきる。両者クリアタイムが計測され、その差は僅か2.75秒。手数で言えば今池壁ドンズαの方が2手多い。壁ドンでの勝利を目指し猛攻した今池壁ドンズαだったが、GVの気迫がわずかに上回った。

 

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※お互いボスを削りきる僅差の勝負をGVが制す 

 

第3試合 冥黒の女王

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 1:1のイーブンに戻った3戦目、冥黒の女王はラウンドAでGVが勝利したステージ。ここでGVが逆転王手をかけるのか、それとも冥黒を得意とする今池壁ドンズαが再び強さを見せるのか。ピック・編成はほとんど変わらず、両チーム迷いなくキャラクターをピックしていく。

冥黒といえば注目は2手目。両者綺麗にカッチンを4処理。かと思われたが、GVのベルゼブブがカッチン4処理後にthirdのモンタナを大きくズラしてしまう。中ボス下に入れるか、かなり微妙な位置。足下を狙いにいくが抜けてしまう。一方、綺麗にthirdに回った今池壁ドンズα。武田信玄の配置も綺麗に決まり、中ボスワンパン態勢は万全。ここでリードを奪うかと思われたがthirdノブナガがまさかのイレバン。ノブナガが明後日の方向に飛んでいく。両者想定外の4手目、GVとし選手の弁財天は貫通化し、友情コンボを使って確実に削っていく。今池壁ドンズαなんとかキララEL選手のパーシヴァルは反射化し中ボス下を狙う。綺麗に足下に吸い込まれたパーシヴァルで中ボスを撃破。リーダーがチームのピンチを救い、大きなリードを得る。立て直したGVも懸命に追いかけるが、あと1手が詰めきれず勝負はラストのバトル6へ。17秒差で追いかけるGVはleadデビルズパンクインフェルノが雑魚を1手処理。相手はボスを半分削っているが、モンタナまで回せばまだわからない。奇跡の逆転にかけるGVだが、1手早かった今池壁ドンズαが落ち着いてボスを削り切り、優勝に王手をかけた。

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※ピンチを救うリーダーの一打 

 

第4試合 天地開闢の始神 

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BO5第4試合。王手をかけた今池壁ドンズα、3ヶ月間対戦台から眺め続けた優勝トロフィーまであと一歩。対するGVも得意とする超絶ステージを勝利し、最終戦まで繋げたい。ツアー通してイザナギ初披露の今池壁ドンズαは、ラストピックでシュリンガーラを選択。アンチワープ持ち、誘発効果のあるボムスローがどのような働きをするのか!?

序盤を順調に突破する両者。1手早く中ボス連戦に突入したGVはナポレオン・刹那でイザナミに大ダメージ、あとわずか残ったHPは少し触れれば突破できるはずだった。しかし、放たれたカマエルは僅かなHPが削りきれない。ここで逆転かと思われたが、今池壁ドンズαも8手目でゲージミスがあり両者イザナミを4手抜け。

なかなか1手が詰めきれない今池壁ドンズαだが、ヤマトタケルでついにGVに追いつく。ルシファーがパーシィのコピー、シュリンガーラのボムスローを拾いヤマトタケルに大きくダメージを与える。

ボスインはほぼ同時、どちらが勝ってもおかしくない接戦。

「あそこで削りきれていれば」「ルシファーがSSを打って時間を使っていれば」勝負でたらればを言ってもしょうがない。運を勝負の決め手とするのは戦っている選手に失礼だが、「あそこでもし・・・」という事を色々考えたくなるどちらが勝ってもおかしくない名勝負だ。

今池壁ドンズαは高杉・パーシィ・シュリンガーラのSS3発が控える。GVはナポレオンの号令まで繋げればワンチャンス。

先に打つ今池壁ドンズα pkrn選手の高杉はダメージ増を狙って左下のビットンを巻き込む難しいルート。これが綺麗な三角形を描きイザナギのHPを7割削り、パーシィフィニッシュ圏内まで持ってくる。追いかけるGVも早打ちでカマエルを打ち終わり、残るHPはこちらも3割。ナポレオンを放てば僅差で勝てる。しかし、先にウィニングショットを放ったのは今池壁ドンズα thirdそふぁ選手。プロツアー6大会、68バトルを締めくくる2256打目のショットはビゼラー・ガッチェスを巻き込みイザナギの体力を削りきった。

会場はスタンディングオベーションに包まれ、今池壁ドンズαが2018年モンスターストライクスタジアム プロNo1の栄冠を手にした。

 

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※ながい闘いに終止符を打ったのは今池壁ドンズα そふぁ選手

以上、ツアーファイナル「GRAND FINAL」編でした。

これまでご愛読ありがとうございました。

まだまだ、モンストスタジアムが盛り上がるように記事を書いていきますので引き続きよろしくお願いします。

また次回お会いしましょう

隹ナムでした

 

【あとばなし】

ツアーファイナルから約1ヶ月が経ってしまいました。

このブログの数少ないファンの皆様、大変お待たせいたしました。

ついにモンプロ2018の観戦記事書き終わりました!!

仙台大会後から書き始めて約3ヶ月。最初はこんなにたくさんの方に読んでいただけるとは夢にも思わず、現在の状況に少し戸惑っています。

個人のブログで、プロご本人にインタビューしているわけでもなく、拙い技術でプロの立ち回りを検証し、その意味を探す完全視聴者目線のブログですが、それでも楽しんでくれる方がいて、これまで関わりの無かった方々ともお話しさせていただける機会があって、本当にこのブログを書いてきて良かったと思っています。

これからもモンストスタジアムが盛り上がるように書き続けていきますので、引き続き当ブログをよろしくお願いします。

 

隹ナム

 


【ツアーファイナル】モンスターストライク プロフェッショナルズ2018【モンスト プロツアー】

 

※平岩さん・S嶋さんの名実況・解説もいいですが、プロによる副音声もオススメです!


プロ選手による振り返り!!@モンプロツアーファイナル【モンスト公式】