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モンストスタジアムの大会考察ブログです

【東京】総括

こんにちは隹ナムです。

10月13日に開催された東京大会の考察をしていきたいと思います。

今回は東京大会の総括をしていきます。

 

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今年から始まったプロツアー初戦。

有り体に言ってしまえばやはり今池壁ドンズαが強かった。

タイムアタックこそ下位になったものの、決勝ラウンドではどのクエストも上手くまとめてきており、大きなミスも無く、3クエスト全てにおいて東京会場最速タイムを叩き出し、圧倒的な力量差を示した。

個々のショットの正確さ、ピック・編成の考察、どれをとっても頭一つ抜けていたと思う。しかし、これは他のチームに正確さがないわけでも、考察が足りないわけでもないと思っている。

今池壁ドンズαが強い理由は、正確さや考察に加えて2つあると思っている。

1つは会場の応援だ。

ネット配信ではあまり気がつかないが、現地の応援はかなり気合が入っている。

放送の都合上、観客席の声があまり入らないようにマイクが調整されているが、配信で「会場静かだな」と言われている時でも、しっかり声援は飛んでいる。

壁ドンズや獣神亭の時にはやっと配信に声援がのってくるが、その時には会場は実況が聞きづらいほど大声援なのだ。

この声援が人気チームに偏ったり、先行したチームに偏ると会場の雰囲気と流れが出来てしまう。後行チームはいいプレイをしても、なかなか会場の視線・声援が集まらず、自分たちも流れに乗ることができない。人気・試合の流れ共に東京会場は今池壁ドンズαのホームスタジアムと化していた。

この声援が今池壁ドンズαの背中を後押ししたと言っても過言ではないだろう。

 

2つ目はお互いの声掛けだ。

モンストスタジアムでは各選手のワイプが画面に表示されている。実際、試合が始まってしまうとどうしてもゲーム画面にばかり気を取られてしまうが、データを取るために何度も動画を見返していてワイプに注目した時にわかったことがある。

今回、ベスト8を勝ち進んだ4チームと敗退してしまった4チームの違い、それは声の掛け合い、コミュニケーションである。

勝ち進んだ4チームは試合中も相手の状況を確認・共有し、お互いに声を掛け合い、視線を端末から外して互いに顔を見ていて、それがワイプでも伝わってくる。

淡々と打ち続けていると評されるGVも声の掛け合い、会話はしていた。

この声掛けがすごいのが今池壁ドンズαのべーこん選手だ。

黙っている方が少ないのではないかと言うほど声を掛け、自分の打順ではない時には相手の状況をみてメンバーに伝えている。このべーこん選手の動きはチーム競技・対戦競技であるモンストスタジアムでは非常に要なことだ。

相手との差がわかっていれば、プッシュしなくてはいけないのか、慎重でいいのか状況判断ができる。モータースポーツ等でもそうだが、確実なリードがあるときに最速タイムで走ろうなどと言うチームはいない。いらないミスや故障に繋がるからだ。また、メンバーがミスをした時や練習時と動きが違う時、声を掛け指摘し合うことで持ち直すこともできる。その日のコンディションや緊張からくる動きのズレというのは自分ではなかなか気がつかず、自分一人では戻すのが難しいこともある。

一人一人の技量はもちろんだが、しっかりメンバーや相手の状況を把握・共有してチームとして試合をマネジメントする。これは対戦競技において非常に重要なことなのだ。

 

逆に敗退した4チームは誰かが声を掛けても相手の方を見ようとせず、画面に視線が釘付けだった。特に【愛】獣神亭一門は好成績を収めたタイムアタックと敗退したベスト8では別のチームかと思うほど様相が違う。タイムアタックでは4人全員がお互いに顔を見合って会話をしているのに対し、ベスト8の時には、声を出しているだけで会話になっていないになっていないように見えた。

選手やチームによって「黙って集中したい」「相手は気にしない」等、考え方が違うとは思う。しかし、ツアー初戦という相手の仕上がりも、自分たちの編成が正解だったかもわからない不安定な状況において、チームとしての試合のマネジメントが勝敗を決したと私は思っている。

なかなか試合中は気にしない選手のワイプだが、見てみると選手の表情やコミュニケーションなど様々な情報が詰まっている。試合中の動きなどで応援したくなるチームも出てくるかもしれない。これを機に選手のワイプも注目してほしい。

 

各大会での勝敗も気になるところだが、勝敗と共に注目したいのが、獲得ポイントだ。

ツアー全5戦の合計ポイントランキング上位4チームが、12月末のツアーファイナルに進出。ツアーファイナルの勝者がプロNo1の称号を手に入れることが出来る。

このポイント制というのがツアー後半の各チームの動き、タイムアタックで狙う順位、決勝ラウンドのトーナメント表のどこに入り、どのチームに当たりに行くか等、試合以外の部分を面白くしてくれそうだ。

長くなるのでポイントに関する話はまた後日ゆっくりお話ししたい。

 


S嶋と振り返る東京会場 ~モンスターストライク プロフェッショナルズ2018ブレイクダウン~

 

 

以上、東京会場の総括でした。

この記事を読んだ後に、もう一度ツアー動画を見て、新たな発見をしていただけたら嬉しいです。

次回、仙台編に移ろうかと思ったのですが、11月12日に台湾で行われるe-sportsチャンピオンシップにデモ競技として参加するそうなので、そちらを挟むかもしれません。日本からはプロ混合チームが2チーム参戦!!

頑張れモンストJAPAN!!

隹ナムでした