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モンストスタジアムの大会考察ブログです

【福岡】セミファイナル

こんにちは隹ナムです。

12月8日に開催された福岡会場を考察していこうと思います。

それでは今回は「セミファイナル」編です。

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セミファイナル第1試合 4Sleepers vs はなっぷ

ツアーファイナル進出当落線上の2組。負けられない戦いは「妖光の狐少女」「京紫の甘味娘」「炎撃の凶弾」で争われる。

 

1戦目「妖光の狐少女」

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まずはBO3第1クエスト「妖光の狐少女」

先攻4Sleepersはファーストピックで獣キラーLの大喬小喬を選択。オーソドックスな貫通2反射2のマモンフィニッシュ編成をチョイス。対するはなっぷは仙台で魅せた貫通4刹那編成を選択。

はなっぷといえば妖光の刹那編成。この編成がいかに変態的難易度なのかは「仙台編」で書いているので、そちらをご覧いただきたい。私はこのはなっぷの刹那編成が大好きです。

試合は両者バトル1を綺麗に突破。配置の難しい刹那もバッチリ右下に止まる高配置。かと思いきや、実は仙台の時よりも微妙に左に止まっており、次のピノキオは刹那→孫尚香の順番では当たることが難しい。3手目、リーダー乙くん選手はハンシャイン→孫尚香→帰ってきてハンシャイン→刹那のルートを選択。ハンシャイン1体であれば当たっても帰ってこれるルート。しかし、角度が浅くハンシャイン2体掠めて右上で止まってしまう。以前にも書いたが、この編成の難しいところは最初の1巡をミスなく突破すること。そうでなくては刹那に剣アイテムを持たす事が出来ず、貫通4の利点が失われてしまう。

刹那が剣を所持していたバトル3までは互角の戦いをしたものの、バトル4以降は失速。4Sleepersはミス無くクエストを進め、綺麗にマモンでフィニッシュ。大阪準優勝の好調を維持し、セミファイナルを1本目を先制した。

 

furutori-namu.hatenablog.com

 ▲はなっぷの刹那編成がいかに変態的難易度かはこちらの記事を参考にしてください。

 

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▲ハンシャイン3HITしてしまうが、これ以上角度をつけると孫尚香に当たるのがキツイか?この編成は本当に難しい

 

 2戦目京紫の甘味娘

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2大会連続決勝進出に王手をかけた4Sleepers。地元で負けるわけにはいかないはなっぷ。第2クエストはタイムアラックラウンドでも使用された「京紫の甘味娘」。TAの順位で優っている4Sleepersは、次の炎撃を考えるとここで勝負を決めたいところ。

雑魚処理優秀な刹那をピックした4Sleepersは、信玄・マナ・ルシファーと今年を代表するキャラクターをピック。強力な友情コンボを編成する。

はなっぷは殴り、友情共に強力な弁財天を選択。そして最終ピックでボスへの火力が強大な亜人キラーELカラミティジェーンをピック。道中のスピードは劣るものの、最終バトルでの逆転勝利を狙う。

4Sleepersは初手パーフェクトの好発進。友情コンボの威力を存分に発揮していく。対するはなっぷは初手では突破できず9秒遅れてバトル1を突破。しかし、この編成ではどうやってもバトル1を1手抜けすることはできない為、ここは落ち着いて4Sleepersの後を追う。

4手目、小陸選手のナイスショットで追いついたはなっぷ。処理の難しいバトル3で突き放したい4Sleepersだったが、6手目刹那が信玄に当たれずカッチンで止まってしまい放電を発動できない。頭を抱えるリーダーくま選手、珍しいミスだ。

ほぼ同時にバトル4へ突入。ここから中ボスの処理に時間がかかり、とにかく細かくゲージを削るモンストらしい展開へ。両者6手かかり混戦を先に抜けたのははなっぷ。最後は左弱点にジェーンの乱打SSを決め、ゲージを半分以上削り切り2戦目に勝利。

BO3をイーブンに戻し、今池壁ドンズαを下した「炎撃の凶弾」へ望みを繋いだ。

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▲上方修正されたジェーンのこの高火力

 

 3戦目炎撃の凶弾

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セミファイナル第1試合最終戦。舞台は難関「炎撃の凶弾」。

ベスト8で王者今池壁ドンズαをこのステージで下したはなっぷは狙い通りの展開。4Sleepersも福岡の決勝進出がかかっていることはもちろんだが、ツアーファイナル進出に向け、ポイント下位のはなっぷには負けるわけにはいかない。

高杉を編成し、バトル2を安定突破する4Sleepersに対し、ベスト8同様にカグツチを編成して3手目早止まりからリードを狙うはなっぷ。

試合はお互い順調にスタート。バトル2もミス無く突破し、注目の3手目。モンストローズのループヒットで確実に中ボスを倒す4Sleepersに対し、はなっぷはわずかに中ボスを残してしまう。ここで配置が崩れるかと思われたが、Anchor小陸選手が各友情コンボを使いしっかりと4手目で突破。7秒のリードを得てクエストを先行していく。

追う4Sleepersは7手目、てらきち選手のナイスショットで中ボスを大きく削るが、倒すまでには至らず、1手多くかかってしまい差を広げられてしまう。

バトル4突破で21秒のリードを得たはなっぷは落ち着いてクエストを進め、13手でフィニッシュ。初の決勝進出を決めた。

1戦目を取り、2大会連続の決勝進出までもう少しだった4Sleepersだが、はなっぷが決勝に進んだことで次戦名古屋で厳しい戦いが待っている。

 

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▲ルートはナイスショットだが、ゲージがGOOD!

 

セミファイナル第2試合 GV vs アラブルズ

ランキング2位と3位の対決。勝てばツアーファイナル安全圏に大きく前進できる。

エストは「妖光の狐少女」「京紫の甘味娘」「赤刃の鬼将

 

1戦目妖光の狐少女

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1戦目は「妖光の狐少女」。東京会場ではGVが打ち出しの速さで逆転勝利を収めている。

ピックはこれまでと大きく変わらず、フィニッシャーはGVヘラクレス、アラブルズはマモンを選択。

これまで打ち出しの速さで優っていたGVだが、アラブルズがクエストを先行していく。東京と比べてGVも速くなっているのだが、アラブルズがさらにそれを上回る。大阪での優勝で一皮剥けたのだろうか。

アラブルズが先行するが、ほぼ同時に進むミラーゲームを展開する両者。このままラストまで接戦かと思われたが、バトル3でGVに悲劇が起こる。6手目ガスマスクに綺麗にハマったノブナガ。本来ならガスマスクの間に止まるはずだが、右側に飛んでしまう。

このノブナガのズレによって、7手目アキレウスのルートからノブナガが外れてしまい、斬撃を使って天使の処理をすることができない。魔導師は処理し、ビットンが撤退した8手目。ヘラクレスは中央寄りのいい位置につけている。剣アイテムが無くても綺麗に弱点に入れば突破できる。しかしここで不運にもイレギュラーバウンド。綺麗に弱点に入っていったかに見えたヘラクレスは上側へ弾かれて抜けてしまう。残ったり、弾かれたりGVは今ツアー狐少女のガスマスクに嫌われ続けている。

アラブルズはその後も順調にクエストを進め、危なげなくマモンSSでフィニッシュ。前戦優勝者の貫禄を見せた。それにしても今日のアラブルズはいつに無く騒がしい。

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▲中央に止まらず、右にズレてしまう。妖光のガスマスクはGVに恨みでもあるのだろうか

 

2戦目京紫の甘味娘

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セミファイナル2試合目、アラブルズ2戦連続決勝進出なるか。

新環境のキャラを編成するアラブルズに対して、ファーストピック刹那以外は闘会議2018当時のキャラを編成。勢いに乗るアラブルズがこのまま逃げ切るかと思われたが、ここでGVが意地を見せる。

バトル1パーフェクトから怒涛の勢いでバトルを突破していくGV。3手目星選手のスーパーショットも飛び出し、バトル3を56.59秒で突破。これはTAの今池壁ドンズαをも上回るベストタイム。アラブルズは初手が変なところにハマってしまい1手抜けならず。リズムが狂ったのか1バトル分の差をつけられてしまう。GVはバトル4・5で時間がかかるが、リードをしっかり確認しながら確実に手順を進めていく。9手目ホミ吸の間にランスロットXを配置し、バトル5はランスロットXを軸にボスを削っていく。ジェーンの火力に賭けて逆転を狙うアラブルズがバトル5に到達するも、大きなリードを持っていたGVがバトル5でアラブルズに何もさせず刹那の放電でフィニッシュ。1:1のイーブンに戻しツアー最長セミファイナル6試合目に突入する。

 

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▲雑魚も残る中、全処理・騎士HP8割を削りきる星選手のスーパーショット

 

3戦目赤刃の鬼将

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セミファイナル最終戦。赤刃のポルトスと言われるほど伝説的なプレイを持つアラブルズにGVが挑む。GVはベスト8と同じオセロー軸の編成。違うのは2・3ピックでアラブルズが取らなかった出雲をピックし相手の逆転の戦力を削ぐ作戦に出る。対するアラブルズはGP 2018幕張を戦った時とほぼ同じ布陣でポルトスを要するマナ軸編成。

マナの配置は上々、1手抜けで先行したいアラブルズだったが、わずかに雑魚が残ってしまう。何度も検証したがこの編成、打ち方で雑魚が残る現象が確認できない。100回に1回を本番で引いてしまったか。その後も4手目のポルトスがイレバンしマナに当たれないなど思うようなプレイができず、GVに先行を許す形となってしまう。

GVは初手から落ち着いてオセローを配置。巧みなプレイでオセローの中央配置を崩さない。しかし、リードして迎えたバトル5。4手目で右にズレたオセローは、縦カンで位置調整するが、中央に戻らない。範囲の狭くなったラウンドフラッシュはステージ隅の雑魚まで届かず、突破に時間がかかってしまう。ここで追いつくアラブルズ。その差は1秒以内。ボス戦での火力そしてマナがアンチワープを持っていない事により14手目に不安があるアラブルズはここでポルトスの配置に動く。10手目神威、11手目ローレライポルトスを綺麗に左壁中央に配置。7秒遅れで到達したバトル6、ポルトスの配置は完璧、逆転の1手、横カンでワンパンを狙うが削れたHPは8割。続くマナはワープで遊ばれてしまい、その間にGVが勝利を決めた。

12手目のポルトスだが、弱点真横なら削りきることが出来る。よく見るとステージ移動時にボール1/4個分ほど上にズレている。ステージ移動後に頭を抱えるリーダーKEVIN選手。ポルトスの配置を見てなのか、相手のオセローがボスを半分削ったのを見ての行動なのかはわからないが、「出雲なら削りきれるのに・・・」といったところだろうか。

確かに出雲なら多少ズレていても削りきれる。しかし、2・3ピックで出雲をとってはベスト8の【愛】獣神亭一門の二の舞である。マナの代わりに出雲をピックして、6・8ピックでマナピックはダメなのか?とは思うのだが、プロが2チームとも最初にマナをピックするということは、マナは先にとるべきなのだろう。仮に先攻がオセローとマナをピックし組ませた場合、相手の軸キャラを奪うメリットよりも、自陣の中にアンチワープを持たない余剰火力がいるデメリットの方が大きいと思うのは浅はかだろうか。

赤刃は最終戦名古屋のTA、セミファイナル3戦目で登場する。福岡では練習不足。のラミエル編成などが見れたので、次戦で各チームどんなピック編成を見せるのか非常に楽しみだ。

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▲10手目神威のポルトスズラし。

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▲11手目ローレライポルトスズラし。2手でポルトスを逆転の位置まで持っていく。

GVは東京以来の決勝進出。勝てばツアーファイナル進出確定。次戦地元名古屋を前にツアーファイナルへの切符を手に入れ、気持ち軽く凱旋したい。

それにしても福岡のアラブルズはいつも以上に騒がしかった。Ritoはん選手の良い声がマイクに載りまくっていた。

 

福岡ファイナルは地元はなっぷvsGV

勝てばお互いツアー初優勝。

勝って東京を視界に捉えるのはどちらか!?

 

以上、セミファイナル編でした。

それでは次回福岡会場「ファイナル」でお会いしましょう

隹ナムでした

 


【第4戦 福岡会場】モンスターストライク プロフェッショナルズ2018 トーナメントツアー