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モンストスタジアムの大会考察ブログです

【東京】冥黒の女王

こんにちは隹ナムです。

10月13日に開催された東京大会の考察をしていきたいと思います。

今回は決勝ラウンドで使用された冥黒の女王についてです。

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ベスト8 今池壁ドンズαvs練習不足。

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TA5位今池壁ドンズαとTA8位練習不足。の一戦。

初戦から2018年と2017年のグランプリ王者同士の対決となった。

勝負は2手目、バトル2のカッチン処理で決まった。複雑な軌道を描き、4体のカッチンを倒さなければいけない難しい場面だが、ここで練習不足。にミスが出る。cyu_yan選手の放った一打は角度が足りず右端のカッチンを残してしまう。ここでペースが崩れた練習不足。はズルズルと離されてしまった。

壁ドンズは3手目で中ボスの処理が少し残ってしまったものの、落ち着いた立ち回りでグランプリ王者対決を制した。

※ベスト8今池壁ドンズαvs練習不足。の冥黒の女王は公式動画0:59.30付近から

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2手目のカッチン処理、練習不足は角度が足りず左端の1体が残ってしまう。

 

 ベスト8 らぶましーんvsアラブルズ

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TA6位らぶましーんvsTA7位アラブルズの一戦。

貫通タイプでぷよりんを処理し、撃種変化パネルを踏んで左上にいるカッチンを倒す軌道を描く一打。ここでらぶましーんゆう選手が1手目でカッチンを1体残してしまう。

ぱっと見は簡単そうなショットだが、これを正確に打つことは思いのほか難しい。初期配置の高さによって直接狙いに行くか、左下隅を経由するか、場合によってはブロックを利用するかルートが変わるのである。他の2クエストと比べ1手目としては選択肢が多くクエスト開始から短時間で答えを出さなければならない難しいショットだ。

1打目でミスが出てしまったらぶましーんは手順がズレたことが響き、最大60秒の差が開いてベスト8敗退となってしまった。

アラブルズは「ピックが得意」と公言するらぶましーんにピック勝負を挑む。後攻2・3ピック目でボスに対して火力の高いイシュタルとモンタナを抑える。こうなると3手目の中ボス処理が不安定となる。変則的なピックをした為、ヘイムダルモーツアルト・弁財天という友情コンボが強力なモンスターがいないのでボス戦はやや不利だが持ち前の荒ぶりで危なげなく勝負を決めた。

試合後、ピックは予定通りだったと語ったアラブルズ。ツアー初戦で相手の出方がわからない中、しっかりと考察が出来ていた。さすがGP2018準優勝チームだ。

※ベスト8らぶましーんvsアラブルズの冥黒の女王は公式動画1:12.40付近から 

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左下隅経由のルートを選択したらぶましーん。カッチンが倒しきれず苦しいスタートとなった。

 

セミファイナルC はなっぷvs今池壁ドンズα

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優勝候補【愛】獣神亭一門を下したはなっぷと、グランプリ王者対決を制した今池壁ドンズαの対戦となった。

2手目のカッチン処理でミスが出たはなっぷが壁ドンズを追う。ここまでベスト8で2試合行われた冥黒の女王では、バトル1・バトル2でミスが出たチームが大きく差をつけられて敗北している。

安定した立ち回りでバトル6に入る壁ドンズを30秒差で追いかけるはなっぷ。

最終的に自分たちのリードをしっかり生かし、バトル6を落ち着いて進めた壁ドンズが勝利を収めたが、面白いのははなっぷの16手目だ。

レンブラントの号令SSで一発逆転を狙うはなっぷ。スローで見ると最初に当たったモンタナは右上に弾かれるが、わずかな隙間を縫ってボスとぷよりんの間、しかも弱点に入っていく。その後、モーツァルトとジュリエットを動かし、半分以上HPを削る。結果的にここで今池壁ドンズがクリアしたわけだが、次手番のジュリエットが弱点横のいい位置に動いており、SSも一段階目が溜まっていた。もしもう一手打てていたらどうなっていただろうか。恐らくもう少し差を詰めていたら、壁ドンズの戦い方も変わっていたので、たらればを言ってもしょうがないのだが、序盤のミスで勝負が決してしまう難しいクエストで逆転の望みを見せてくれた。

セミファイナルはなっぷvs今池壁ドンズαの冥黒の女王は公式動画2:05.40付近から  

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試合は決してしまったが、このジュリエットが打てていればどうなっていたか、気になるところだ。

 

ファイナル GVvs今池壁ドンズα

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冥黒の女王初披露のGVと、ここまで冥黒の女王で2勝して勝ち上がった壁ドンズのファイナル1戦目。

打ち出しはほぼ互角、2手目のカッチン処理も完璧だったが、3手目でまさかの事態に陥る。お互いに中ボスが削りきれずに残ってしまう。

同じ立ち回り、同じ不運に見えるが、ここで不利になったのはモンタナをピックしたGVだ。この3手目の中ボス処理はモンタナならほぼ確実に削りきる想定のため、ここでの1手損はかなり痛い。逆にイシュタルを選択した壁ドンズはある程度削りきれないのは想定内の為、GVほどの痛手はない。むしろGVが削り残したことでかなり有利となった。ボスへのキラーが強大とはいえ、友情が期待できず、がしゃどくろをワンパンできないモンタナが役割を果たせなかったのはGVにとって想定外だったであろう。

モーツァルトと弁財天という強力な友情コンボを持ったモンスターを編成したGVだったが、友情コンボを生かしきれず各バトル1手づつ離されていく。最終バトル6でレンブラントのSSを放つものの、思うような効果は得られず逆転は叶わなかった。

※ファイナルGVvs今池壁ドンズαの冥黒の女王は公式動画2:49.10付近から  

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勝負を分けた3手目。ゲージが見えないほどごくわずかに中ボスのHPが残ってしまう

 

以上、東京会場「冥黒の女王」の解説でした。

この記事を読んだ後に、もう一度ツアー動画を見て、新たな発見をしていただけたら嬉しいです。

それでは次回東京会場「総括編」でお会いしましょう

隹ナムでした