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モンストスタジアムの大会考察ブログです

【JrGP決勝大会】タイムアタックラウンド

こんにちは隹ナムです。

1月27日に開催されたJrGP決勝大会を解説していこうと思います。

それでは今回は「タイムアタックラウンド」編です。

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タイムアタックラウンド使用ステージは「黒陽の蛇王」

魔法陣・地雷のギミックが登場するステージだが、対策必須ギミックというわけではなく、編成自由度は非常に高い。しかし、理想手から外れるとひよこ化による火力低下や、地雷ダメージによるDOWNを招く恐れがあり編成のバランスが難しいステージとなっている。とはいえ地方予選の激戦を突破してきた8チーム。臆して二の足を踏むことはないだろう。決勝大会まで駒を進めた選手たちがどこまで踏み込んだ立ち回りを見せるのか注目だ。

 

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タイムアタックラウンド 手数表

 

Little Hope (関西予選Dブロック優勝)

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立ち見が出るほど満員の会場に登場したのは関西代表 Little Hope。

関西予選同様、デビルズパンクインフェルノをLeadに置いた13手編成。予選大会バトルラウンドの黒曜の蛇王では綺麗な立ち回りを見せ、関西1位・全体2位のタイムで決勝大会の切符を手に入れている。

緊張高まる第1打、綺麗にハマったかに見えたがわずかに地雷ロボが残ってしまう。序盤のミスで崩れるかと思われたが、互いにコミュニケーションをとりながら立て直す。バトル2では運も味方しスーパーショットを連発、会場を湧かせクエスト後半に向け勢いをつける。弁財天・デビルズパンクインフェルノで硬い中ボスを1手処理し順調に進むが、バトル5に手間取りなかなかクリアすることが出来ない。16手目のベヒーモスが綺麗にボス頭上に入るがほんの僅かに残ってしまい17手フィニッシュ。アタック後リーダーのしゅう坊選手は「悔しい」と語ったが良いリカバリーを見せ、初手の影響を最小限に抑えた。

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 ※難しい角度を選んだが、ひよこ化を回避する見事なショットを決めた。

 

寝るのは甘え。(関東予選Aブロック優勝)

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2番手は関東代表 寝るのは甘え。関東予選では負け無しで決勝大会出場を決めた。こちらも予選とほぼ変わらない編成で、Little Hope同様に13手フィニッシュを目指す。

初手が綺麗に決まり順調にいくかと思われた寝るのは甘え。だが、3手目の初期位置が低く右の騎士にハマる事が出来ない。しかしバトル2で見事なリカバリーを見せ流れを引き戻す。5手目羅刹選手の左壁利用の1打は地雷ロボを掠めるかギリギリのラインだが、敵の判定を理解した素晴らしいショットで配置を整える。6手目ねことぅ選手も6反射からの雑魚処理で会場を沸かせる。バトル2のプレイで流れを取り戻したかに見えた寝るのは甘え。だが、バトル3の中ボスがなかなか削れない。一周遅れでバトル5に突入し、デビルズパンクインフェルノのSSを放つが惜しくもボス頭上に入れず。SS3連発の19手でフィニッシュ。綺麗なリカバリーで立て直したが、惜しくもLittle Hopeのタイムには及ばなかった。

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 ※ひよこ化はしてしまうが、6反射でハマるスーパーショット!

 

T2ファージ(関東予選Dブロック優勝)

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3番手関東代表 T2ファージ。前2組が続けてバトル1に苦戦している流れでのタイムアタック。幕張の雰囲気に飲まれずに冷静な立ち回りをする事ができるのか。

編成は前2組と変わらずデビルズパンクインフェルノをLeadに置く編成。この日初めてバトル1を3手で突破し流れに乗る。バトル2も手順通りかと思われたが、デビルズパンクインフェルノのゲージが外れてしまい、下側の地雷ロボが残ってしまう。しかし、secondのBlackbird選手とAnchor純選手がすぐさまリカバリーを確認し合う。Blackbird選手の放った弁財天は友情を拾いながら全処理し左上の地雷ロボにハマって定位置へ治るミラクルショット。その後順調に進むT2ファージだがバトル4でまたも地雷ロボがわずかに残ってしまう。周ってきたデビルズパンクインフェルノはフィニッシュの為にヒヨコ化は避けたいところ。放たれたデビパンは地雷ロボの角にあたりイレバン。魔法陣をうまく避けるルートを反射しバトル4を突破。関東予選決勝のヤークトパンターを彷彿とさせるループ反射で会場を沸かせる。大きなミスは無かったが理想手とは行かず17手フィニッシュ。それでも暫定1位に躍り出た。

 

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 ※この位置からの複数反射で全処理。Blackbird選手のミラクルショット!!

次世代BOX(関西予選Bブロック優勝)

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タイムアタック前半最後は関西代表 次世代BOX。激戦の関西予選を唯一負けなしで勝ち進んだ強豪チーム。これまでほぼ同じ編成が続いたが、次世代BOXはガラリと編成を変えてきた。注目はthirdの前田利家&まつ。キラーを持たないキャラクターではあるが砲撃型のロックオンワンウェイが強力。この友情コンボをどう使うかに注目が集まる。

打ち出しは順調。これまでsecondが左、thirdが右にハマっていたところを次世代BOXはsecondが右、thirdが左にハマり利家&まつを左に配置する。

バトル2anchorのベヒーモスが左に配置した利家&まつを拾い左壁から上の地雷ロボにハマる。友情コンボを発動した利家&まつは右側の騎士を処理し、1手で4体の雑魚を処理。会場からは驚きの声が挙がる。その後も反射角、配置位置など別格の強さを見せる次世代BOXだったが9手目の金太郎が中ボス騎士を削りきれない。ここで流れが崩れた次世代BOXはバトル4で8手使う大ブレーキ。それでもバトル5開始は弱点真上のベヒーモスから始めるが、このベヒーモスでも削りきれず、バトル5で5手を費やし20手フィニッシュ。非常に難しい立ち回りでタイムも厳しいものとなったが、チャレンジングな編成を披露し、バトルラウンドへの期待を持たせた。

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 ※前田利家&まつの友情を使い4体の雑魚を同時処理!この立ち回りをTAで見せたのは次世代BOXのみだ

 

しいたけ(関西予選Aブロック優勝)

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タイムアタック後半戦は親しみやすさNo1関西代表しいたけからスタート。leadのRIGHT選手はお馴染みのTシャツを封印しタイムアタックに挑む。編成はこれまでと大きく違うが、狙いはleadウルズでのボスワンパン13手フィニッシュと考えられる。ウルズは有利属性ではない分、道中の雑魚処理に不安が残るが、弱点キラーでボス頭上への火力は絶大。非常にシビアな立ち回りを要求されるがしいたけはウルズを手懐けられているのだろうか。

そんな観客の心配をよそに完璧な立ち回りで進んでいくしいたけ。プロチーム アラブルズを彷彿とさせるグッジョブ連打でクエストを進んでいく。4手目のノイシュバンシュタインがイレギュラー気味に左に飛んでしまうが問題なし。8手目で薄い角度を見事にハメて勢いをつけ進んでいく。軽快に進むしいたけは13手目、ウルズのSSでフィニッシュ。見事決勝大会初の理想手でTAトップに躍り出た。

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 ※左下打ち出しから難しい反射を決める。精密なショットが理想手を手繰り寄せた。

 

モンストキッズ(関東予選Bブロック優勝)

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完全手に続くのは関東代表 モンストキッズ。モンストキッズといえば公式大会で初めてイザナミボス1ワンパンを成し遂げたチーム。これまでとは大きく異なる編成で、おそらく12手目のヒメジフィニッシュを想定したものだろう。前組のしいたけが完全手を出した後でプレッシャーのかかる中、タイムアタックを開始。初手は綺麗にハマったはずだったが、ノイシュバンシュタインが右に弾かれてしまう。配置のズレたモンストキッズはなんとか立て直すが上手く流れを掴みきれない。バトル4で思いの外処理に手間取りHPが残りわずか。なんとか突破したい15手目、天叢雲が地雷ロボにマッチしてしまい急減速。まさかのDOWNを喫してしまった。難しいスタートになってしまったが、バトルラウンドでの巻き返しを期待したい。

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 ※魔法陣を避けての2反射。綺麗に地雷ロボにハマりひよこ化を回避。

 

爆速スパークバレット(関西予選Cブロック優勝)

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7番手は 関西代表爆速スパークバレット。バトルラウンドで登場する蒼弾の大盗賊が自分たちの庭だと話す彼らだが、黒陽の蛇王でも強さを発揮することができるのか。

leadにデビルズパンクインフェルノを置いた編成。解説のくま選手が安心すると言うほど見慣れたお馴染みの編成だ。

もはや詳しい説明がいらないほど、美しい立ち回り。打ち出しの速度、楽しみながらも落ち着いたチームのムード、大量のグッジョブで関西代表プロチーム アラブルズを彷彿とさせるプレイが光った。フィニッシュでデビルズパンクインフェルノのゲージを外すも、見事なルートでボスをワンパン。直前のチームがDOWNを喫した空気を一変する素晴らしい立ち回りを見せ、1組を残しTA暫定1位に躍り出た。

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 ※SSを放ちポーズを決めるもゲージはGOOD!それでもメンバーには笑顔が広がる。

 

Victory's(関東予選Cブロック優勝)

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TA最終組は関東代表Victory's。会場を沸かせる非常に上手いプレイをするVictory's。thirdのよーみ選手はプロも認める上手さ。そしてanchorのkoomei選手がイケメン。

編成はこれまで多くのチームが使用しているデビルズパンクインフェルノ編成。ラストアタックのプレッシャーか、バトル1で苦しい展開になるVictory's。バトル2は綺麗に突破するものの配置の出来ていない金太郎では中ボスの処理が非常に難しい。慎重に角度を選んだthird よーみ選手の放った一打は弱点に吸い込まれて中ボスHPを9割削るスーパーショット。本人は倒せずに悔しい表情だが、解説陣も唸る見事なプレイを披露した。一周遅れとはいえ流れを取り戻し、TA上位突破も見えていたVictory'sだがバトル4でSSを放出したことが響き、バトル5ボスへのダメージが思うように伸びない。なかなかクリアに至らず21手でフィニッシュ。TA7位と苦い結果となってしまったが、随所にいいプレイが光り、バトルラウンドでの活躍が期待できるプレイを見せてくれた。

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 ※慎重に角度を探りながらのスーパーショット。

 

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8組のタイムアタックが終了し、バトルラウンドのトーナメント表が決定。

理想手クリア2組という非常に難しいTAとなり、各地方予選を勝ち抜いた選手たちの顔にも幕張という大舞台の緊張の色が見えた。

それでも各チーム光るプレイを見せており、バトルラウンドでの激戦が予想される。

 

以上、JrGP決勝大会「タイムアタックラウンド」でした。

次はベスト8でお会いしましょう。

隹ナムでした。

 

※選手写真出典 モンストジュニアグランプリ2019公式HPより 

https://event-info.xflag.com/monsterstrike/jrgrandprix/2019/

 

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