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モンストスタジアムの大会考察ブログです

サクッとわかる『光腕の巨神』

こんにちは隹ナムです。

サクッとわかるモンストGP2019、今回は『光腕の巨神』です。

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「光腕の巨神」は中部・香港・関東予選で使用されたステージで、幕張の決勝大会では1回戦と準決勝での使用が予定されています。

 

『光腕の巨神』注目ポイントは

「見た目より難しい一筆書き」と「フィニッシュへの配置」です。

 

それではステージの特徴を見ていきましょう。

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※画像は予選大会公式放送のものを使用しています

基本的なステージ攻略は、

①魔導師・侍雑魚を倒す(B1・B2・B3・B4・B5)

②キャノンベースでウラヌスを倒す(B1・B3・B5)

③雑魚を倒してヘカトンケイルの透明化を解除、攻撃力バフを受け、ブロックを使ってループヒットを狙う(B4・B5)

この3つが基本的な攻略の流れになります。

メインギミックとしてDWが全面に展開されます。即死級ではないものの大きなダメージを受けてしまう為、対策をしないとDOWNする可能性があります。友情コンボ禁止・弱点効果アップステージの為、敵の内部弱点をしっかり捉えることも重要になります。

 

次に、ステージの注目ポイントをご紹介します。

 バトル1の注目ポイントは左下への配置です。下の画像は加工してバトル3のブロックを透過させています。このブロックの内側にキャラクターを配置して突破すると、バトル3でキャノンベースが踏みやすくなります。

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 チームによってどのポディションのキャラクターを配置するかは異なりますが、バトル3を見据えた各チームの配置に注目です。

 

次にバトル2です。綺麗な菱形配置をしているように見える魔導師ですが、各魔導師の弱点中心を結ぶと配置が歪んでいるのがわかります。

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※プレイ中の敵キャラクターは微妙に上下に動いているため、実際の位置とは多少のズレがあります。

どのチームもここを1手で抜けますが、配置が歪んでいるため見た目よりもルートが難しいです。パッと見では「なんでこんな綺麗な一筆が決まらないんだ?」と思ってしまう場面ですが、簡単に決めているように見えて技術のいるショットになります。

 

バトル3の注目ポイントはフィニッシャーの配置になります。

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早い手数でクリアを目指すチームはここでバトル5へ向けフィニッシャーを配置をします。上の画像はバトル5のボスとブロックを透過させています。この赤枠の位置にフィニッシャーを配置するとボス中央でのループヒットが可能になり、大ダメージを狙うことができる重要なショットです。

一見、まだ左右に余裕がありそうですが、なぜ中央でなければならないのか?それはバトル5で解説します。

また、バトル3はキャノンベースで2体のウラヌスを倒す必要があります。左下のブロック内でループしキャノンベースを踏むのですが、隙間から抜けやすく、非常にループの難しいブロック配置となっています。ここでウラヌスを処理できるかも注目ポイントです。

 

バトル4で中ボスが出現します。1ターン目は攻撃できるヘカトンケイルですが、最初の行動で透明化します。サムライ雑魚を倒すとクロスドクロが発動し、透明化の解除、からくりブロックの出現と攻撃力のバフが受けられます。中ボスはかなり硬く、バフとからくりブロック内でのループヒットを使わないと処理が難しくなっています。

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※プレイ中の敵キャラクターは微妙に上下に動いているため、実際の位置とは多少のズレがあります。

一見直線に並んでいるように見えるこのサムライ雑魚も、バトル2と同様に弱点中心を結んでみると、少し配置がズレているのがわかります。この微妙なズレが打ち手の角度感覚を錯覚させ、ショットの難易度を上げています。

 

バトル5は攻略法が2通りあります。ボスが透明化する前に高火力キャラでループヒットワンパンする方法。もう一つは侍雑魚を処理➡︎ウラヌスを処理し透明化の解除と攻撃力バフを付与➡︎ボスを倒すという2通りです。

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ループヒットで倒す場合、バトル3で配置したフィニッシャーは赤枠の中に配置されています。なぜ赤枠内だったのか、それはボスの両サイド(緑枠)にヒット判定があり薄く弱点を目指すと多段ヒットすることによって大きく減速してしまい、逆に角度をつけて弱点を狙うと反対側に抜けてしまうからです。ボスの弱点は中央に2箇所、どちらかがランダムで現れます。ボス中央でループヒットを決めないとHPを削りきることは難しく、ここまでの配置が非常に重要になってきます。また、ワンパンを狙う場合、ADWを持っていないキャラクターを編成することが多く、理想手でクリア出来ないとその後のリカバリーが非常に厳しくなります。

 

次にクリアの想定手数です。

最初にこのステージが登場した中部予選のバトルラウンドでは、GP2018チャンピオンの今池壁ドンズαが初戦で9手編成をとりましたが、バトル3でDWに焼かれてDOWNを喫してしまいました。他のチームもボスワンパンを狙っていると思われる編成をとるチームがいましたが道中の立ち回りが成功せず、雑魚処理をして透明化解除・攻撃力バフを受けてからボスを倒す展開で勝負が決しており、10ターン以上かかって決着がいて、1桁フィニッシュの難しさを感じさせる大会となりました。

それから1ヶ月後、関東予選では状況が一変。バトルラウンド進出上位チームのほとんどが9手をステージ上で成功させ、中部予選とは違った展開となりました。Aブロックを戦ったワンチャンスターズに至っては8手1分49秒という驚異的なタイムを叩き出し、初戦から会場を沸かせました。

速さのある1桁フィニッシュの編成ですが、ADWを持っていないキャラクターを使用しなくてはならず、1つのミスでDOWNを喫する可能性のあるリスキーな立ち回りとなっています。しかし、関東予選の状況を考えると幕張決勝でも1桁フィニッシュの最短手を狙うチームが多いのではないでしょうか。ハイリスクハイスピードハイクオリティなバトルが見れるのを私も期待しています。

 

最後に使用キャラクターについてです。

光腕の巨神でキャラクターを選択する場合、わかりやすい役割は大きく2つあります。

・フィニッシャー

・キャノンベースのダメージ要員

です。

このステージでは友情コンボが発動しない為、各キャラクターのステータス・アビリティが非常に重要になります。

フィニッシャーは言わずもがな、ボスを削りきる高火力キャラクターが必要になります。中部予選ではローゼンクロイツの人気が高く、高ステータス・カウンターキラー・超ADWで大きなダメージ源となっていました。

ワンパン編成が多数登場した関東予選では弱点キラーM・底力Mのリゲル・ザ・シューターが大活躍。他にもサタン獣神化、底力とカウンターキラーを持つ長宗我部元親、鉱物キラーLを持つジュンなどがフィニッシャーとして登場しました。

キャノンベースのダメージ要員は、ゲージなしの攻撃力とキラーアビリティが重要になります。キャノンベースはゲージ成功時の倍率が載らない為、ゲージが無く攻撃力が高いキャラクターが優先されます。キャラクターピックで本家モンストではあまり見ないキャラクターが登場することがありますが、図鑑で攻撃力を確認してみてください。予選では攻撃力の高い紫式部やティアラがキャノンベースの高火力キャラとして使用されていました。

 

まとめ

サクッとのはずが、だいぶ長くなってしまいましたが楽しんでいただけたでしょうか。

「光腕の巨神」観戦1番の注目ポイントは、『バトル3のフィニッシャー配置』です。

バトル3で両チームフィニッシャーが何処に止まるのか!?そこに注目していただければ、盛り上がる場面を見逃すことなく、より楽しくモンストGPを観戦していただけると思います。

 

以上、サクッとわかる「光腕の巨神」でした。

幕張決勝大会観戦の参考になれば幸いです。

では次回、サクッとわかる「蛍夜の夏少女」でお会いしましょう。

隹ナムでした。

 

 

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