サクッとわかる『光腕の巨神』
こんにちは隹ナムです。
サクッとわかるモンストGP2019、今回は『光腕の巨神』です。
「光腕の巨神」は中部・香港・関東予選で使用されたステージで、幕張の決勝大会では1回戦と準決勝での使用が予定されています。
『光腕の巨神』注目ポイントは
「見た目より難しい一筆書き」と「フィニッシュへの配置」です。
それではステージの特徴を見ていきましょう。
※画像は予選大会公式放送のものを使用しています
基本的なステージ攻略は、
①魔導師・侍雑魚を倒す(B1・B2・B3・B4・B5)
②キャノンベースでウラヌスを倒す(B1・B3・B5)
③雑魚を倒してヘカトンケイルの透明化を解除、攻撃力バフを受け、ブロックを使ってループヒットを狙う(B4・B5)
この3つが基本的な攻略の流れになります。
メインギミックとしてDWが全面に展開されます。即死級ではないものの大きなダメージを受けてしまう為、対策をしないとDOWNする可能性があります。友情コンボ禁止・弱点効果アップステージの為、敵の内部弱点をしっかり捉えることも重要になります。
次に、ステージの注目ポイントをご紹介します。
バトル1の注目ポイントは左下への配置です。下の画像は加工してバトル3のブロックを透過させています。このブロックの内側にキャラクターを配置して突破すると、バトル3でキャノンベースが踏みやすくなります。
チームによってどのポディションのキャラクターを配置するかは異なりますが、バトル3を見据えた各チームの配置に注目です。
次にバトル2です。綺麗な菱形配置をしているように見える魔導師ですが、各魔導師の弱点中心を結ぶと配置が歪んでいるのがわかります。
※プレイ中の敵キャラクターは微妙に上下に動いているため、実際の位置とは多少のズレがあります。
どのチームもここを1手で抜けますが、配置が歪んでいるため見た目よりもルートが難しいです。パッと見では「なんでこんな綺麗な一筆が決まらないんだ?」と思ってしまう場面ですが、簡単に決めているように見えて技術のいるショットになります。
バトル3の注目ポイントはフィニッシャーの配置になります。
早い手数でクリアを目指すチームはここでバトル5へ向けフィニッシャーを配置をします。上の画像はバトル5のボスとブロックを透過させています。この赤枠の位置にフィニッシャーを配置するとボス中央でのループヒットが可能になり、大ダメージを狙うことができる重要なショットです。
一見、まだ左右に余裕がありそうですが、なぜ中央でなければならないのか?それはバトル5で解説します。
また、バトル3はキャノンベースで2体のウラヌスを倒す必要があります。左下のブロック内でループしキャノンベースを踏むのですが、隙間から抜けやすく、非常にループの難しいブロック配置となっています。ここでウラヌスを処理できるかも注目ポイントです。
バトル4で中ボスが出現します。1ターン目は攻撃できるヘカトンケイルですが、最初の行動で透明化します。サムライ雑魚を倒すとクロスドクロが発動し、透明化の解除、からくりブロックの出現と攻撃力のバフが受けられます。中ボスはかなり硬く、バフとからくりブロック内でのループヒットを使わないと処理が難しくなっています。
※プレイ中の敵キャラクターは微妙に上下に動いているため、実際の位置とは多少のズレがあります。
一見直線に並んでいるように見えるこのサムライ雑魚も、バトル2と同様に弱点中心を結んでみると、少し配置がズレているのがわかります。この微妙なズレが打ち手の角度感覚を錯覚させ、ショットの難易度を上げています。
バトル5は攻略法が2通りあります。ボスが透明化する前に高火力キャラでループヒットワンパンする方法。もう一つは侍雑魚を処理➡︎ウラヌスを処理し透明化の解除と攻撃力バフを付与➡︎ボスを倒すという2通りです。
ループヒットで倒す場合、バトル3で配置したフィニッシャーは赤枠の中に配置されています。なぜ赤枠内だったのか、それはボスの両サイド(緑枠)にヒット判定があり薄く弱点を目指すと多段ヒットすることによって大きく減速してしまい、逆に角度をつけて弱点を狙うと反対側に抜けてしまうからです。ボスの弱点は中央に2箇所、どちらかがランダムで現れます。ボス中央でループヒットを決めないとHPを削りきることは難しく、ここまでの配置が非常に重要になってきます。また、ワンパンを狙う場合、ADWを持っていないキャラクターを編成することが多く、理想手でクリア出来ないとその後のリカバリーが非常に厳しくなります。
次にクリアの想定手数です。
最初にこのステージが登場した中部予選のバトルラウンドでは、GP2018チャンピオンの今池壁ドンズαが初戦で9手編成をとりましたが、バトル3でDWに焼かれてDOWNを喫してしまいました。他のチームもボスワンパンを狙っていると思われる編成をとるチームがいましたが道中の立ち回りが成功せず、雑魚処理をして透明化解除・攻撃力バフを受けてからボスを倒す展開で勝負が決しており、10ターン以上かかって決着がいて、1桁フィニッシュの難しさを感じさせる大会となりました。
それから1ヶ月後、関東予選では状況が一変。バトルラウンド進出上位チームのほとんどが9手をステージ上で成功させ、中部予選とは違った展開となりました。Aブロックを戦ったワンチャンスターズに至っては8手1分49秒という驚異的なタイムを叩き出し、初戦から会場を沸かせました。
速さのある1桁フィニッシュの編成ですが、ADWを持っていないキャラクターを使用しなくてはならず、1つのミスでDOWNを喫する可能性のあるリスキーな立ち回りとなっています。しかし、関東予選の状況を考えると幕張決勝でも1桁フィニッシュの最短手を狙うチームが多いのではないでしょうか。ハイリスクハイスピードハイクオリティなバトルが見れるのを私も期待しています。
最後に使用キャラクターについてです。
光腕の巨神でキャラクターを選択する場合、わかりやすい役割は大きく2つあります。
・フィニッシャー
・キャノンベースのダメージ要員
です。
このステージでは友情コンボが発動しない為、各キャラクターのステータス・アビリティが非常に重要になります。
フィニッシャーは言わずもがな、ボスを削りきる高火力キャラクターが必要になります。中部予選ではローゼンクロイツの人気が高く、高ステータス・カウンターキラー・超ADWで大きなダメージ源となっていました。
ワンパン編成が多数登場した関東予選では弱点キラーM・底力Mのリゲル・ザ・シューターが大活躍。他にもサタン獣神化、底力とカウンターキラーを持つ長宗我部元親、鉱物キラーLを持つジュンなどがフィニッシャーとして登場しました。
キャノンベースのダメージ要員は、ゲージなしの攻撃力とキラーアビリティが重要になります。キャノンベースはゲージ成功時の倍率が載らない為、ゲージが無く攻撃力が高いキャラクターが優先されます。キャラクターピックで本家モンストではあまり見ないキャラクターが登場することがありますが、図鑑で攻撃力を確認してみてください。予選では攻撃力の高い紫式部やティアラがキャノンベースの高火力キャラとして使用されていました。
まとめ
サクッとのはずが、だいぶ長くなってしまいましたが楽しんでいただけたでしょうか。
「光腕の巨神」観戦1番の注目ポイントは、『バトル3のフィニッシャー配置』です。
バトル3で両チームフィニッシャーが何処に止まるのか!?そこに注目していただければ、盛り上がる場面を見逃すことなく、より楽しくモンストGPを観戦していただけると思います。
以上、サクッとわかる「光腕の巨神」でした。
幕張決勝大会観戦の参考になれば幸いです。
では次回、サクッとわかる「蛍夜の夏少女」でお会いしましょう。
隹ナムでした。
各地方予選のアーカイブは公式サイトからすぐに見つけられます!
モンストGP2019はスポーツ誌Number webでも掲載されています。
モンストスタジアムのダウンロードは公式サイトから!
www.stadium.monster-strike.com
サクッとわかるモンストGP 2019 【序】
こんにちは隹ナムと申します。
モンストプロツアー2018からモンストスタジアムの観戦ブログを執筆しています。
「サクッとわかるモンストGP2019」という事で、7月14日エックスフラッグパーク2019DAY2(以下フラパ)で行われるモンストGP 2019決勝大会に向けて、普段モンストGPを観戦しない方がモンストGPを楽しんで頂ける記事をお届けしようと思います。
おそらくフラパに来場する方が一番楽しみにしているのがラストステージのモンストニュースでしょう!!昨年のフラパではルシファーの獣神化が発表され、会場は大きな歓声に包まれました。
そのモンストニュースの直前に毎年行われるのが「モンストGP 決勝大会」です。
スポンサーも多彩で、賞金総額も大きく、観客数や視聴者数も国内屈指のesports大会。多くのスタジアムファンが観戦に訪れ、会場は地方予選を勝ち抜いたトッププレイヤー同士の熱いバトルに盛り上がります。
しかし、直後にモンストニュースが控えているため、メインステージにはいるけどニュース待ちだしモンストスタジアムってなに?とりあえずステージ前にいるけどニュースはよ!という方も多くいらっしゃるでしょう。
フラパの楽しみ方は人それぞれ。しかし、スタジアムファンとしてはせっかく会場にいるなら!配信を見るなら!ニュース待ちの時間でも盛り上がれるなら盛り上がって欲しい!より楽しくモンストGPを見て欲しい!!と思っています。
この後、私はモンストスタジアム観戦について長々と執筆していたわけです。「モンストスタジアムとは」とか、「ピックシステムとは」とか・・・
でも全部消しました。
そうじゃない!モンストスタジアムの楽しさはそんな説明くさい知識を押し付けて感じてもらうものじゃない!!この際、モンストスタジアムとかピックシステムってなんぞやと言うのは全部カット!!
モンストGPで感じて欲しいのは会場の熱気!!
ひっぱり終えた選手の自信に満ちた顔。会場は一瞬の静寂、放たれたキャラクターが綺麗な軌道を描いて弱点に吸い込まれる。勝敗が決した瞬間に会場が揺れるほどの歓声が湧き上がる。その心が揺さぶられる感動をぜひ味わっていただきたいです。
人によっては「たかがゲーム」。しかしそのゲームで多くの人が熱狂し、感動する空気を会場で体験してください。中継では実況やゲーム音を載せるために、会場の音声を絞っていますが、中継で聞こえる数倍・数十倍の声援が会場を包み込んでいます。
本家モンストでは登場しないステージで対戦するモンストスタジアムですが、本家でもおなじみのキャラクターから、こんなキャラクター使うの!?というスタジアム特有のマイナーキャラまで登場し、プレイでもスーパーショットが飛び出すので、モンストユーザーであればスタジアムを知らなくても、楽しめると思います。
とはいえ、「とにかく観て!!」だけでは書くことがなくなってしまうので、サクッと各ステージの注目ポイントをまとめたカンペみたいなものを作成して、皆様が決勝大会を観戦する参考にして頂ければと思います。
ステージの特性や、配置までおおよそ頭に入れておくと「このキャラクター使うのか!」「お!この配置は!!」という感じで観戦がさらに楽しめると思います。ぜひ決勝大会前にモンストスタジアムを体験してみてください。
スタジアムってなに?という人も、これからスタジアムを観戦してみよう!という人も、スタジアム勢だけど一緒にいる友達にスタジアムを勧めたい!という人にも楽しめる記事を書きますのでよろしくお願いします!!
まずは5つの使用ステージの解説をしていきます。
それでは次回、サクッとわかる『光腕の巨神』でお会いしましょう。
隹ナムでした。
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【JrGP決勝大会】タイムアタックラウンド
こんにちは隹ナムです。
1月27日に開催されたJrGP決勝大会を解説していこうと思います。
それでは今回は「タイムアタックラウンド」編です。
タイムアタックラウンド使用ステージは「黒陽の蛇王」
魔法陣・地雷のギミックが登場するステージだが、対策必須ギミックというわけではなく、編成自由度は非常に高い。しかし、理想手から外れるとひよこ化による火力低下や、地雷ダメージによるDOWNを招く恐れがあり編成のバランスが難しいステージとなっている。とはいえ地方予選の激戦を突破してきた8チーム。臆して二の足を踏むことはないだろう。決勝大会まで駒を進めた選手たちがどこまで踏み込んだ立ち回りを見せるのか注目だ。
※タイムアタックラウンド 手数表
Little Hope (関西予選Dブロック優勝)
立ち見が出るほど満員の会場に登場したのは関西代表 Little Hope。
関西予選同様、デビルズパンクインフェルノをLeadに置いた13手編成。予選大会バトルラウンドの黒曜の蛇王では綺麗な立ち回りを見せ、関西1位・全体2位のタイムで決勝大会の切符を手に入れている。
緊張高まる第1打、綺麗にハマったかに見えたがわずかに地雷ロボが残ってしまう。序盤のミスで崩れるかと思われたが、互いにコミュニケーションをとりながら立て直す。バトル2では運も味方しスーパーショットを連発、会場を湧かせクエスト後半に向け勢いをつける。弁財天・デビルズパンクインフェルノで硬い中ボスを1手処理し順調に進むが、バトル5に手間取りなかなかクリアすることが出来ない。16手目のベヒーモスが綺麗にボス頭上に入るがほんの僅かに残ってしまい17手フィニッシュ。アタック後リーダーのしゅう坊選手は「悔しい」と語ったが良いリカバリーを見せ、初手の影響を最小限に抑えた。
※難しい角度を選んだが、ひよこ化を回避する見事なショットを決めた。
寝るのは甘え。(関東予選Aブロック優勝)
2番手は関東代表 寝るのは甘え。関東予選では負け無しで決勝大会出場を決めた。こちらも予選とほぼ変わらない編成で、Little Hope同様に13手フィニッシュを目指す。
初手が綺麗に決まり順調にいくかと思われた寝るのは甘え。だが、3手目の初期位置が低く右の騎士にハマる事が出来ない。しかしバトル2で見事なリカバリーを見せ流れを引き戻す。5手目羅刹選手の左壁利用の1打は地雷ロボを掠めるかギリギリのラインだが、敵の判定を理解した素晴らしいショットで配置を整える。6手目ねことぅ選手も6反射からの雑魚処理で会場を沸かせる。バトル2のプレイで流れを取り戻したかに見えた寝るのは甘え。だが、バトル3の中ボスがなかなか削れない。一周遅れでバトル5に突入し、デビルズパンクインフェルノのSSを放つが惜しくもボス頭上に入れず。SS3連発の19手でフィニッシュ。綺麗なリカバリーで立て直したが、惜しくもLittle Hopeのタイムには及ばなかった。
※ひよこ化はしてしまうが、6反射でハマるスーパーショット!
T2ファージ(関東予選Dブロック優勝)
3番手関東代表 T2ファージ。前2組が続けてバトル1に苦戦している流れでのタイムアタック。幕張の雰囲気に飲まれずに冷静な立ち回りをする事ができるのか。
編成は前2組と変わらずデビルズパンクインフェルノをLeadに置く編成。この日初めてバトル1を3手で突破し流れに乗る。バトル2も手順通りかと思われたが、デビルズパンクインフェルノのゲージが外れてしまい、下側の地雷ロボが残ってしまう。しかし、secondのBlackbird選手とAnchor純選手がすぐさまリカバリーを確認し合う。Blackbird選手の放った弁財天は友情を拾いながら全処理し左上の地雷ロボにハマって定位置へ治るミラクルショット。その後順調に進むT2ファージだがバトル4でまたも地雷ロボがわずかに残ってしまう。周ってきたデビルズパンクインフェルノはフィニッシュの為にヒヨコ化は避けたいところ。放たれたデビパンは地雷ロボの角にあたりイレバン。魔法陣をうまく避けるルートを反射しバトル4を突破。関東予選決勝のヤークトパンターを彷彿とさせるループ反射で会場を沸かせる。大きなミスは無かったが理想手とは行かず17手フィニッシュ。それでも暫定1位に躍り出た。
※この位置からの複数反射で全処理。Blackbird選手のミラクルショット!!
次世代BOX(関西予選Bブロック優勝)
タイムアタック前半最後は関西代表 次世代BOX。激戦の関西予選を唯一負けなしで勝ち進んだ強豪チーム。これまでほぼ同じ編成が続いたが、次世代BOXはガラリと編成を変えてきた。注目はthirdの前田利家&まつ。キラーを持たないキャラクターではあるが砲撃型のロックオンワンウェイが強力。この友情コンボをどう使うかに注目が集まる。
打ち出しは順調。これまでsecondが左、thirdが右にハマっていたところを次世代BOXはsecondが右、thirdが左にハマり利家&まつを左に配置する。
バトル2anchorのベヒーモスが左に配置した利家&まつを拾い左壁から上の地雷ロボにハマる。友情コンボを発動した利家&まつは右側の騎士を処理し、1手で4体の雑魚を処理。会場からは驚きの声が挙がる。その後も反射角、配置位置など別格の強さを見せる次世代BOXだったが9手目の金太郎が中ボス騎士を削りきれない。ここで流れが崩れた次世代BOXはバトル4で8手使う大ブレーキ。それでもバトル5開始は弱点真上のベヒーモスから始めるが、このベヒーモスでも削りきれず、バトル5で5手を費やし20手フィニッシュ。非常に難しい立ち回りでタイムも厳しいものとなったが、チャレンジングな編成を披露し、バトルラウンドへの期待を持たせた。
※前田利家&まつの友情を使い4体の雑魚を同時処理!この立ち回りをTAで見せたのは次世代BOXのみだ
しいたけ(関西予選Aブロック優勝)
タイムアタック後半戦は親しみやすさNo1関西代表しいたけからスタート。leadのRIGHT選手はお馴染みのTシャツを封印しタイムアタックに挑む。編成はこれまでと大きく違うが、狙いはleadウルズでのボスワンパン13手フィニッシュと考えられる。ウルズは有利属性ではない分、道中の雑魚処理に不安が残るが、弱点キラーでボス頭上への火力は絶大。非常にシビアな立ち回りを要求されるがしいたけはウルズを手懐けられているのだろうか。
そんな観客の心配をよそに完璧な立ち回りで進んでいくしいたけ。プロチーム アラブルズを彷彿とさせるグッジョブ連打でクエストを進んでいく。4手目のノイシュバンシュタインがイレギュラー気味に左に飛んでしまうが問題なし。8手目で薄い角度を見事にハメて勢いをつけ進んでいく。軽快に進むしいたけは13手目、ウルズのSSでフィニッシュ。見事決勝大会初の理想手でTAトップに躍り出た。
※左下打ち出しから難しい反射を決める。精密なショットが理想手を手繰り寄せた。
モンストキッズ(関東予選Bブロック優勝)
完全手に続くのは関東代表 モンストキッズ。モンストキッズといえば公式大会で初めてイザナミボス1ワンパンを成し遂げたチーム。これまでとは大きく異なる編成で、おそらく12手目のヒメジフィニッシュを想定したものだろう。前組のしいたけが完全手を出した後でプレッシャーのかかる中、タイムアタックを開始。初手は綺麗にハマったはずだったが、ノイシュバンシュタインが右に弾かれてしまう。配置のズレたモンストキッズはなんとか立て直すが上手く流れを掴みきれない。バトル4で思いの外処理に手間取りHPが残りわずか。なんとか突破したい15手目、天叢雲が地雷ロボにマッチしてしまい急減速。まさかのDOWNを喫してしまった。難しいスタートになってしまったが、バトルラウンドでの巻き返しを期待したい。
※魔法陣を避けての2反射。綺麗に地雷ロボにハマりひよこ化を回避。
爆速スパークバレット(関西予選Cブロック優勝)
7番手は 関西代表爆速スパークバレット。バトルラウンドで登場する蒼弾の大盗賊が自分たちの庭だと話す彼らだが、黒陽の蛇王でも強さを発揮することができるのか。
leadにデビルズパンクインフェルノを置いた編成。解説のくま選手が安心すると言うほど見慣れたお馴染みの編成だ。
もはや詳しい説明がいらないほど、美しい立ち回り。打ち出しの速度、楽しみながらも落ち着いたチームのムード、大量のグッジョブで関西代表プロチーム アラブルズを彷彿とさせるプレイが光った。フィニッシュでデビルズパンクインフェルノのゲージを外すも、見事なルートでボスをワンパン。直前のチームがDOWNを喫した空気を一変する素晴らしい立ち回りを見せ、1組を残しTA暫定1位に躍り出た。
※SSを放ちポーズを決めるもゲージはGOOD!それでもメンバーには笑顔が広がる。
Victory's(関東予選Cブロック優勝)
TA最終組は関東代表Victory's。会場を沸かせる非常に上手いプレイをするVictory's。thirdのよーみ選手はプロも認める上手さ。そしてanchorのkoomei選手がイケメン。
編成はこれまで多くのチームが使用しているデビルズパンクインフェルノ編成。ラストアタックのプレッシャーか、バトル1で苦しい展開になるVictory's。バトル2は綺麗に突破するものの配置の出来ていない金太郎では中ボスの処理が非常に難しい。慎重に角度を選んだthird よーみ選手の放った一打は弱点に吸い込まれて中ボスHPを9割削るスーパーショット。本人は倒せずに悔しい表情だが、解説陣も唸る見事なプレイを披露した。一周遅れとはいえ流れを取り戻し、TA上位突破も見えていたVictory'sだがバトル4でSSを放出したことが響き、バトル5ボスへのダメージが思うように伸びない。なかなかクリアに至らず21手でフィニッシュ。TA7位と苦い結果となってしまったが、随所にいいプレイが光り、バトルラウンドでの活躍が期待できるプレイを見せてくれた。
※慎重に角度を探りながらのスーパーショット。
8組のタイムアタックが終了し、バトルラウンドのトーナメント表が決定。
理想手クリア2組という非常に難しいTAとなり、各地方予選を勝ち抜いた選手たちの顔にも幕張という大舞台の緊張の色が見えた。
それでも各チーム光るプレイを見せており、バトルラウンドでの激戦が予想される。
以上、JrGP決勝大会「タイムアタックラウンド」でした。
次はベスト8でお会いしましょう。
隹ナムでした。
※選手写真出典 モンストジュニアグランプリ2019公式HPより
https://event-info.xflag.com/monsterstrike/jrgrandprix/2019/
【JrGP決勝大会出場】次世代BOX
こんにちは隹ナムです
今回は1月27日に開催される闘会議2019 モンストジュニアGP決勝大会に出場するチームをご紹介します。
関西予選大会 Bブロック優勝
次世代BOX
左からleadぷんつか選手、secondじじのけ選手、thirdやまにぃ選手、anchor Yoh選手
写真:https://event-info.xflag.com/monsterstrike/jrgrandprix/2019/ より
次世代BOXさんは関西予選出場前にもチーム紹介させていただいています。
ぜひそちらもご覧ください
Q:関西予選大会Bブロック優勝おめでとうございます。予選の感想を聞かせてください。
TA5位という結果でしたが、準決勝・決勝ともピックの選択権が得られたのは運が良かったです。日頃の行いですかね。
Q:決勝大会出場チームの中で、注目しているチームもしくは対戦したいチームはありますか?
爆速スパークバレット(関西予選Cブロック優勝)と戦ってみたいですね。大会前から知っているチームだったので、幕張の舞台で倒させてもらいます!モンストキッズさん(関東予選Bブロック優勝)とはイザナミで戦いたくないです。
Q:幕張で優勝すると、プロチームへの挑戦権が得られます。どこのチームに挑みたいですか?
やはり今池壁ドンズαさんです。同じ中部地方なのと、絶対王者感があってかっこいいですからね!!
Q決勝大会で注目してほしいプレイはありますか?
どのステージも自信がありますが、黒陽の蛇王は特に楽しみにしていてください!!
Q:最後に幕張の舞台に立つ意気込みを聞かせてください
僕らはみんな愛知が地元なんで、優勝してXFLAGストアを名古屋に作ってもらいます。流石に全1、全2に加えてJr全1が中部だったらXFLAGさんも動いてくれるでしょう!!!
次世代BOX じじのけ選手にインタビューさせていただきました。お忙しい中、ご回答いただきありがとうございました。
中部が生んだ若き強豪に注目!幕張の舞台で活躍しジュニアの世界でも中部の強さを見せられるのか!?そして名古屋にストアは建つのか!?
ぜひ現地でも、動画コメントでも応援してあげてください!!
次世代BOXのプレイが観れる関西予選大会はこちらから!
GRAND FINAL
3ヶ月の激闘を経て、ついに最後の闘いが始まる。
熱気渦巻き、歓声が響く会場に最後を飾る主役たちが現れる
今池壁ドンズα lead ベーコン second pkrn third そふぁ anchorなんとかキララEL
GV leadおっとっと second ケイゴ third 星 anchor とし
プロNo1を決める闘いの幕が上がる。
ツアーファイナル決勝戦のステージは固定
1翠緑の生命体
2水駆ける天叢雲の皇子
3冥黒の女王
4天地開闢の始神
5妖光の狐少女
で行われる。
ピックの先攻後攻選択権はランキング上位の今池壁ドンズαが保有する。
第1試合 翠緑の生命体
第1試合翠緑の生命体はラウンドAと全く同じピック、同じ編成。
お互いやることは決まっている。あとはいかに思い通りに試合を進めることができるかだ。
早打ちのべーこん選手に対し、先ほどミスが出たおっとっと選手は少し慎重に初手を打ち出す。両者ミス無くカーマを処理。おおよそ3ゲージ遅く打ったリンツーだが、止まりが早くセカンドに回るタイミングはほぼ同時。ゲージがない分だけGVの方が打ち出しが早くわずかに先行する。GVは前戦名古屋で翠緑の2手目を2回失敗しており、打ち出しが心配されたが、1週間でしっかり修正。ケイゴ選手が流れを作る。
バトル2はお互いしっかり1手抜け。ツアー序盤ではこの3手目でミスする選手が多かったが、最終戦ともなれば当然のように決めてくる。
このままミラーゲームかと思われた4手目、初期位置の高かったブラフマーは壁反射でカーマの間を狙うが入れない。順調にバトル3を突破したGVが、ここで一気に突き放すかと思われたが、続くバトル4でGVは右下打ち出しを選択。おそらくanchorアップルをズラさないための右下打ち出しだが、左のカーマが1体残ってしまう。なかなか7手目が決まらない星選手。PSはお墨付きなのだが、緊張しているのか名古屋から不調が続いている。追う今池壁ドンズαもブラフマーでバトル4に突入。反射で4体を処理するのは難しい場面だが、1手前でGVがミスしており、決めれば追いつける絶好のチャンス。GVのショットを確認し、落ち着いて4体処理を狙うなんとかキララEL選手。放たれたブラフマーは綺麗な軌道を描き4体のカーマを消し去る。なんとかキララEl選手のスーパーショットに会場からは歓声が上がり、本人もガッツポーズでそれに応える。だがまだ勝負は終わっていない、thirdそふぁ選手に宥められ画面に向き直る。
想定手数とはズレた両者は苦戦しながらもほぼ互角で中ボスを突破。しかしGVはフェルメールの配置がよくない。ワンパンできるラインが無く、シェフィールド処理を行うが、ボスが画面上に移動するターンが貫通手番の為、ボス処理がかなり苦しい。今池壁ドンズαは初手の打神鞭が画面右からスーパーワープしたが、ボスの隙間のいい位置に出現。ワンパンとまではいかないまでも、ボスのHPを半分近く削る。続くsecondユミルでフィニッシュを狙いたいが、シェフィールドがルートを塞ぐ。決着はまだ先かと思われたが、狭いルートをpkrn選手が隙間を縫いウィニングショットを決める。うまくボスの頭上に入れたユミルでボスを削り切り、最初の1戦をものにした。
※カーマ4体を綺麗に処理する、なんとかキララEL選手のスーパーショット !
第2戦 水駆ける天叢雲の皇子
2戦目ヤマトタケルでは今池壁ドンズαが壁ドンSSを持つロビンフット・ハンターキング2枚をピック。壁ドンでのボス2フィニッシュは名古屋で【愛】獣神亭一門しか決めていないが、この大舞台で壁ドンSSを決め、「壁ドンズ」の面目躍如なるか!?
試合は序盤からGVがリード。序盤の雑魚処理ゾーンで18秒の差をつけ中ボスへ。バトル5のダメージウォールで焼けるものの、ギリギリのところで踏みとどまる。これまでのツアー中もDOWNの多いステージであり、GV自身も福岡決勝でDOWNを喫したステージだが、HPを気にしていては勝つことはできない。「もう一度、今池壁ドンズαに勝つ」GVが気迫でヤマトタケルを攻略していく。大きくリードを許す今池壁ドンズαだが勝負をひっくり返す壁ドンSSが2枚控える。遅れることも想定内、バトル7でSSが打てるターン数まで計算済みだ。運命のバトル7、GVとのタイム差は28秒。1枚目の壁ドンSSを切るが配置ができていない為、ワンパンは出来ずにステージを移動。それでも12秒差まで詰め、2枚目のロビンフットに望みを託す。あと一歩まで来たGVはムーのホーミングSSに全てをかける。お互い切り札にターンが回るが、わずかにムーのSSが先に放たれる。無数のホーミングが突き刺さる中、今池壁ドンズαのロビンフットも壁ドンSSを放つ。放たれたロビンフットは綺麗にボス下に吸い込まれたが、わずかに早くムーがヤマトタケルを削りきる。両者クリアタイムが計測され、その差は僅か2.75秒。手数で言えば今池壁ドンズαの方が2手多い。壁ドンでの勝利を目指し猛攻した今池壁ドンズαだったが、GVの気迫がわずかに上回った。
※お互いボスを削りきる僅差の勝負をGVが制す
第3試合 冥黒の女王
1:1のイーブンに戻った3戦目、冥黒の女王はラウンドAでGVが勝利したステージ。ここでGVが逆転王手をかけるのか、それとも冥黒を得意とする今池壁ドンズαが再び強さを見せるのか。ピック・編成はほとんど変わらず、両チーム迷いなくキャラクターをピックしていく。
冥黒といえば注目は2手目。両者綺麗にカッチンを4処理。かと思われたが、GVのベルゼブブがカッチン4処理後にthirdのモンタナを大きくズラしてしまう。中ボス下に入れるか、かなり微妙な位置。足下を狙いにいくが抜けてしまう。一方、綺麗にthirdに回った今池壁ドンズα。武田信玄の配置も綺麗に決まり、中ボスワンパン態勢は万全。ここでリードを奪うかと思われたがthirdノブナガがまさかのイレバン。ノブナガが明後日の方向に飛んでいく。両者想定外の4手目、GVとし選手の弁財天は貫通化し、友情コンボを使って確実に削っていく。今池壁ドンズαなんとかキララEL選手のパーシヴァルは反射化し中ボス下を狙う。綺麗に足下に吸い込まれたパーシヴァルで中ボスを撃破。リーダーがチームのピンチを救い、大きなリードを得る。立て直したGVも懸命に追いかけるが、あと1手が詰めきれず勝負はラストのバトル6へ。17秒差で追いかけるGVはleadデビルズパンクインフェルノが雑魚を1手処理。相手はボスを半分削っているが、モンタナまで回せばまだわからない。奇跡の逆転にかけるGVだが、1手早かった今池壁ドンズαが落ち着いてボスを削り切り、優勝に王手をかけた。
※ピンチを救うリーダーの一打
第4試合 天地開闢の始神
BO5第4試合。王手をかけた今池壁ドンズα、3ヶ月間対戦台から眺め続けた優勝トロフィーまであと一歩。対するGVも得意とする超絶ステージを勝利し、最終戦まで繋げたい。ツアー通してイザナギ初披露の今池壁ドンズαは、ラストピックでシュリンガーラを選択。アンチワープ持ち、誘発効果のあるボムスローがどのような働きをするのか!?
序盤を順調に突破する両者。1手早く中ボス連戦に突入したGVはナポレオン・刹那でイザナミに大ダメージ、あとわずか残ったHPは少し触れれば突破できるはずだった。しかし、放たれたカマエルは僅かなHPが削りきれない。ここで逆転かと思われたが、今池壁ドンズαも8手目でゲージミスがあり両者イザナミを4手抜け。
なかなか1手が詰めきれない今池壁ドンズαだが、ヤマトタケルでついにGVに追いつく。ルシファーがパーシィのコピー、シュリンガーラのボムスローを拾いヤマトタケルに大きくダメージを与える。
ボスインはほぼ同時、どちらが勝ってもおかしくない接戦。
「あそこで削りきれていれば」「ルシファーがSSを打って時間を使っていれば」勝負でたらればを言ってもしょうがない。運を勝負の決め手とするのは戦っている選手に失礼だが、「あそこでもし・・・」という事を色々考えたくなるどちらが勝ってもおかしくない名勝負だ。
今池壁ドンズαは高杉・パーシィ・シュリンガーラのSS3発が控える。GVはナポレオンの号令まで繋げればワンチャンス。
先に打つ今池壁ドンズα pkrn選手の高杉はダメージ増を狙って左下のビットンを巻き込む難しいルート。これが綺麗な三角形を描きイザナギのHPを7割削り、パーシィフィニッシュ圏内まで持ってくる。追いかけるGVも早打ちでカマエルを打ち終わり、残るHPはこちらも3割。ナポレオンを放てば僅差で勝てる。しかし、先にウィニングショットを放ったのは今池壁ドンズα thirdそふぁ選手。プロツアー6大会、68バトルを締めくくる2256打目のショットはビゼラー・ガッチェスを巻き込みイザナギの体力を削りきった。
会場はスタンディングオベーションに包まれ、今池壁ドンズαが2018年モンスターストライクスタジアム プロNo1の栄冠を手にした。
※ながい闘いに終止符を打ったのは今池壁ドンズα そふぁ選手
以上、ツアーファイナル「GRAND FINAL」編でした。
これまでご愛読ありがとうございました。
まだまだ、モンストスタジアムが盛り上がるように記事を書いていきますので引き続きよろしくお願いします。
また次回お会いしましょう
隹ナムでした
【あとばなし】
ツアーファイナルから約1ヶ月が経ってしまいました。
このブログの数少ないファンの皆様、大変お待たせいたしました。
ついにモンプロ2018の観戦記事書き終わりました!!
仙台大会後から書き始めて約3ヶ月。最初はこんなにたくさんの方に読んでいただけるとは夢にも思わず、現在の状況に少し戸惑っています。
個人のブログで、プロご本人にインタビューしているわけでもなく、拙い技術でプロの立ち回りを検証し、その意味を探す完全視聴者目線のブログですが、それでも楽しんでくれる方がいて、これまで関わりの無かった方々ともお話しさせていただける機会があって、本当にこのブログを書いてきて良かったと思っています。
これからもモンストスタジアムが盛り上がるように書き続けていきますので、引き続き当ブログをよろしくお願いします。
隹ナム
【ツアーファイナル】モンスターストライク プロフェッショナルズ2018【モンスト プロツアー】
※平岩さん・S嶋さんの名実況・解説もいいですが、プロによる副音声もオススメです!
プロ選手による振り返り!!@モンプロツアーファイナル【モンスト公式】
【ツアーファイナル】ラウンドC
こんにちは隹ナムです。
12月29日に開催されたツアーファイナルを考察していこうと思います。
それでは今回は「ラウンドC」編です。
ラウンドBではなっぷに勝利し勢いづくアラブルズを待ち受けるのは、今池壁ドンズαとの再戦を誓うGV。
ツアーの対戦成績は2勝0敗。東京と福岡のセミファイナルで対戦し、共にGVが勝利している。
ランキング上位、ステージ選択権を得たGVが選んだのは天地開闢の始神イザナギ。ほんの5分前にアラブルズが驚異的なタイムで勝利したアラブルズの十八番ステージをぶつけていく。
第1試合 天地開闢の始神
先攻はアラブルズ、ファーストピックはカマエル神化。これまでGVがナポレオンを使用してこなかった事を考えて後半ピックに残したが、返すGVのピックはナポレオン・ルシファーのアンチワープを持たない2キャラクター。強力なピックだがワープをどうかわしていくのか注目が集まる。ナポレオンを取られたアラブルズは、カマエル・高杉・デトラビ・マルドゥークというオーソドックスな編成。対するGVはナポレオン・ルシファー・パーシィ・刹那というアンチワープを持たないキャラクターを3体編成。うまく決まれば強力だが、ワープ運も絡む難しい編成だ。
打ち出しで勝るGVだが、バトル2ビゼラー・ガッチェスに苦戦する。元々敵が硬いこととワープ運も悪く、5手を消費。この間にアラブルズが2手23秒差をつけ得意のイザナギで先行する。リードを奪ったアラブルズだが、次の中ボスイザナミで大苦戦。木属性3体という事もあり突破に時間がかかる。追いかけるGVは高火力の友情コンボを使い中ボスを瞬く間に溶かしていく。イザナミを2手で突破し、アラブルズに追いつくと徐々にリードを広げていく。中ボスのイザナギでは、よもや1手抜けか!?と思うような大ダメージを出し会場を沸かせる。ルシファーの大号令・そしてパーシィのメテオを使い大きく体力を削り、最後はワープ運の良かった刹那で勝負を決めた。懸命に追いかけたアラブルズだったが、あと一歩届かなかった。なぜ、ラウンドBのようなツインワンウェイ2体編成にしなかったのか。という所だが、おそらくナポレオンがいないとイザナミやイザナギの抜けが非常に悪くなってしまい、ツインワンウェイだけでは太刀打ちできないとの判断ではないだろうか。強引にラウンドBの編成をしようとすると、パーシィがデッドラビッツ、刹那が高杉に変わり本当に手がつけられなくなる。邪魔ピックで相手の安定性を削いだが、それでもGVの勢いを止めることはできなかった。
※ワープ運に恵まれるGV。おっとっと選手とケイゴ選手の貴重なハイタッチ!!
第2試合 冥黒の女王
2戦目にGVが選んだのは、ラウンドAで今池壁ドンズαを下した冥黒の女王。アラブルズにとっても得意とするステージだが、GVはあえてそこを選んできた。
ピックはこれまでに登場してきた馴染みのメンバー達。いつもアラブルズが使用するレンブラントが今回はGVに味方する。
リードしたのはアラブルズ。打ち出しの早いGVに対して1手目から先行していく。アラブルズはこの3ヶ月で打ち出し速度が本当に早くなった。
しかし、2手目。secondのKevin選手がカッチン処理をミス。ファイナルで1本取られたことで焦りが出たのか、アラブルズにしては珍しいミスだ。4手目のデビルズパンクインフェルノでもリカバリー出来ず、非常に苦しい立ち上がりとなった。道中もアラブルズには珍しく弱点に嫌われる。ランダム性のある弱点位置に対して「珍しい」というのも変な話だが、そう誰もが思うほどアラブルズはいつも弱点に好かれていたが、今回の勝利の女神はGVに微笑んだ。懸命に追いかけるアラブルズだったが序盤に開いた差は大きく、GVに2連勝を許した。
試合後はお互いを讃え合いながらステージ上で抱擁を交わす両チーム。
グランドファイナルに進出を決めたのはGV。今池壁ドンズαとの最終決戦に挑む。
※大一番でまさか・・・
以上、ツアーファイナル「ラウンドC」でした。
それでは次回「グランドファイナル」でお会いしましょう。
隹ナムでした。
【ツアーファイナル】モンスターストライク プロフェッショナルズ2018【モンスト プロツアー】
※平岩さん・S嶋さんの名実況・解説もいいですが、プロによる副音声もオススメです!
プロ選手による振り返り!!@モンプロツアーファイナル【モンスト公式】
【ツアーファイナル】ラウンドB
こんにちは隹ナムです。
12月29日に開催されたツアーファイナルを考察していこうと思います。
それでは今回は「ラウンドB」編です。
ラウンドBはツアーランキング3位アラブルズvsツアーランキング4位はなっぷ
これまで多くの試合がある中で、この対戦カードはGP・ツアー通して初となる。
ラウンドAとは違い、負ければ終わりの勝負。勝てばGV、そして決勝では今池壁ドンズαが待ち受ける。最大11連戦になる過酷な道だが、お互いプライドを賭け、負けるわけにはいかない。
ステージ選択権を得たアラブルズが選んだのは妖光の狐少女。はなっぷの刹那編成完全手を見ることはできるのか!?私の中だけで期待が高まった。
第1試合 妖光の狐少女
ピックの先攻ははなっぷ。はなっぷの妖光と言えば刹那編成だと、私は勝手に思っているのですが、ここまでの戦績は1勝1敗で相性としてはそこまで良くない。対するアラブルズも得意かと言われるとそうでもなく。通算1勝2敗とあまりいい成績とは言えず、この選択は非常に不思議だった。
はなっぷのファーストピックは孫尚香。刹那編成不動のLeadであり、マモンではなく孫尚香をピックをするということは刹那編成の可能性は高い。はなっぷが編成を変えてくる可能性は考慮しつつも、後攻アラブルズのピックはロバーツとヘラクレス。どちらも刹那編成には関係ないキャラクターであり、邪魔ピックであれば大喬小喬を取ることが先決だろう。これはアラブルズなりの「お互いやりたい事をやりましょう」というメッセージだろうか。しかし、相手はプロ1の曲者はなっぷ。返すピックはカグツチとマモン。マモンのピックに驚きの声が上がる会場。反射ピックに少し困惑気味のアラブルズ。そして、はなっぷは初戦東京大会ベスト8でピックしていたモンストダークネスを選択、星5キャラクターの登場に会場が湧き上がる。
アラブルズの編成はGVがよく使っている並びの編成。対するはなっぷは通常secondに置くことが多いマモンをanchorへ据える。最速12手、マモンSSが打てなくても、13手目でビットンを強引に破壊し、カグツチでのフィニッシュが控える。やはりはなっぷはマモン編成でも一筋縄には行かない。
試合は打ち出しの速さでアラブルズが先行。ラウンドAの上位2チームに負けない速さでステージを進んでいく。バトル1突破時にロバーツがやや下にズレてしまい、5手目のハンシャイン4体処理が難しい角度になってしまう。角度が狭いラインで、ズレて多段ヒットしてしまうと4体触れない難しいショットだが、leadみんと選手が綺麗に中心を貫いて難を逃れた。一方、追いかけるはなっぷも順調にステージを突破。大きな配置のズレもなくマモンSSでのフィニッシュを狙う。
勝負が動いたのは7手目。お互い魔導師3体処理から天使を倒して剣アイテムを出したい場面。はなっぷは孫尚香がわずかに中ボスをかすめてしまい天使まで届かない。アラブルズも中ボスを触ってはいるのだが、友情コンボで辛うじて天使を処理している。ここで剣が出なかったのが響きこのバトル4で6手を消費、30秒以上の大きな差をつけられてしまう。
アラブルズは順調にラストバトル6へ。大きなリードを生かし、落ち着いて14手フィニッシュ。下克上へ向け、アラブルズが一歩前に出る。
※勝負を分けた1手。お互い中ボスを触って天使まで届いていないが、友情コンボの差が勝敗を分けた。
第2戦 冥黒の女王
リードしたアラブルズが次に選んだステージは冥黒の女王。大阪で今池壁ドンズαを下し、優勝まで勢いに乗った相性のいいステージだ。はなっぷの冥黒は東京大会で今池壁ドンズαにセミファイナルで敗れて以来(大阪TA除く)の対戦となる。
ピック権を持つはなっぷは後攻を選択。先攻のアラブルズは、冥黒で必ずと言っていいほど最初にピックされるヘイムダルを選択。他ピックではイシュタル・モンタナ・レンブラントと直殴りに強く荒ぶると手が付けられない編成を敷く。一方、はなっぷはデビルズパンクインフェルノ・弁財天・モーツァルト、そして隠し球のシュリンガーラ。冥黒でシュリンガーラピックは初登場。演出は長いが、威力も誘発効果も強力なアンチブロック持ちの貫通キャラクターだ。
1手目、はなっぷはいきなりleadがイレバン。万事休すかと思われたが、運よく友情コンボを拾いなんとかパーフェクトでバトル1を突破する。
リードするアラブルズだが、2手目でthirdのモンタナを外側にズラしてしまう。中ボス下に入れるかギリギリのところだが、Ritoはん選手が足下へ入れ込む。綺麗に決まったかに見えたが、最後の1打で弾かれてしまい、あと少しが削りきれなかった。
1打目想定外の動きをしたはなっぷだったが、その後は順調に突破していく。先行するはなっぷだがその差はわずか1手。バトル5でカッチンの処理に手間取る場面もあったが、しっかりと友情コンボを拾い、弁財天・モーツァルトのホーミングとシュリンガーラのボムスローがボスのHPを大きく削っていく。アラブルズも4手目以降綺麗に立て直し、はなっぷを追走。持ち前の荒ぶりと弱点位置を味方につけはなっぷに迫る。ラストレンブラントのSSが打てれば・・・というところまで追い上げたが、1手差が埋まらず僅差ではなっぷが勝利を手にしイーブンに戻した。
※綺麗に入っていったモンタナだったが、あと1打足りず・・・
第3試合 天地開闢の始神
1:1で迎えた第3試合。注目の選択クエストはやはり天地開闢の始神イザナギ。 アラブルズとの対戦で必ず想定しておかなくてはいけないステージだ。
ピックはお互いこれまで登場してきたレギュラーメンバーを選択。かに見えたが、アラブルズはラストピックでジークフリートを選択。マルドゥークとジークフリートを組み合わせ、ツアー初となるツインワンウェイレーザー2段構えの編成をとる。
途中、下配置をとる調整ターンはあるものの、驚異的なスピードでステージを進んでいく。はなっぷもこれまでのクリアタイムと比較しても、決して遅いタイムではないのだが、バトル毎に差が広がっていく。ツインワンウェイ2体は常に中ボス・ボス下へ配置しなければならない立ち回りを要求されるが、ぴったりハマった時の火力は計り知れない。これまでのイザナギのクリアタイムは4分台、早くて3分台後半だったが、3分29秒という他を圧倒するタイムでアラブルズがラウンドC進出をものにした。
※3色のレーザーがバトル1を消し炭にしていく。
以上、ツアーファイナル「ラウンドB」でした。
それでは次回GVvsアラブルズ「ラウンドC」でお会いしましょう。
隹ナムでした。
【ツアーファイナル】モンスターストライク プロフェッショナルズ2018【モンスト プロツアー】
※平岩さん・S嶋さんの名実況・解説もいいですが、プロによる副音声もオススメです!
プロ選手による振り返り!!@モンプロツアーファイナル【モンスト公式】