【大阪】総括

こんにちは隹ナムです。

11月24日に開催された大阪会場を考察していこうと思います。

今回は全体的な総括をしていきます。

熱戦の大阪大会はアラブルズの優勝で幕を閉じた。

ベスト８で練習不足。セミファイナルで今池壁ドンズαと前戦仙台の決勝組を下し、初勝利で勢い付く4Sleepersとの接戦を制して地元で頂点を手にした。

準優勝の4Sleepersもランキング2位のGV、共に初勝利を挙げた【愛】獣神亭一門を下して決勝に進出。初戦のヤマトタケルで想定外の敗北を喫するも、流れは常に4Sleepersにあった。アラブルズの奇跡の前に敗れはしたものの、惨敗した仙台から1ヶ月でチームはかなり仕上がっていた。

特徴的だったのはチーム内の話し合いが非常に多く、試合中チームが全体的に中央に寄っていたこと。勝利後のインタビューでも「声かけを改善した」という4Sleepersは非常にコミュニケーションがうまくいっていた。基本的に上手くいっている時は練習通りの動きをすればいいので、どのチームも問題ない。

しかし、想定とズレた場合、どこでどの様に改善・挽回していくかはチームとして共通認識を持たなくてはいけない。配置も出来ていないのにラストゲージに進んでしまっては逆転の目を自ら摘むことになる。各々が頑張るのは当然なのだが、その頑張りがうまく噛み合わないと余計にバラバラになってしまう。これが出来ているチームと出来ていないチームの差が非常に激しい。

例えば、野球ならピンチでは守備陣がマウンドに集まるし、ベンチから伝令も出る。選手交代もあるし、タイムもあるので気持ちの切り替えができる。１点もやれないのか、１点までなら取られてもいいから確実にアウトを取るのか。全体の共通認識がなくては作戦は上手くいかない。

しかしモンストにおいてはピンチの時に伝令も出ないし、近くに監督もいない。選手交代もタイムもない。その状況の中で短時間のうちに、選手のみで切り替えていかなくてはいけない。決してノーミスで進んだわけではない4Sleepersは、この切り替えが非常に上手だった。チームとしてもそうだし、リーダーがしっかりとチームをコントロールしている。ミスをしても笑いながら肩パンする仕草で許しあえる。こういう雰囲気が自分達に流れを引き寄せることにもなるし、相手に余裕を持たせないことにもなる。こういうチームは崩れない、このまま後半戦でも結果を残してくれるだろう。

大阪大会終了時点のポイントランキングは上記の通り。

決勝に進出したアラブルズ、4Sleepersが大きくポイントを伸ばし2位・4位へ上がってきた。残り福岡・名古屋の2戦、獲得できるポイントが限られてきたことで、各チームこのポイント条件を気にしながら戦わなくてはいけない。

まずポイント条件を明確にしよう。

現状のポイント差と逆転可能なポイントはこんな感じになっている。最終戦名古屋になればもっと条件が絞られるのでわかりやすいが、福岡で重要なのは終了時点で4位とのポイント差を３２ポイント以上離されないことだ。これ以上離されてしまうと最終戦を待たずして理論上ファイナル進出ができなくなってしまう。（名古屋で棄権・失格になり、０ポイントのチームが出た場合は別）

また、15ポイント差以内にしないと、自力進出が難しくなってしまう。これ以上離されるとベスト８など早い段階で直接相手を敗退させるか、相手が敗退してくれるのを待つ以外になくなってしまう。TA順位で枠を決めるので、相手に逃げられてしまうと直接対決は中々難しい。

言わずもがな今池壁ドンズαは安全圏。アラブルズも5位【愛】獣神亭一門と22ポイント差を考えるとよほど崩れない限り大丈夫だろう。今回ベスト８で敗退してしまったGVだが、TAの順位がいいので、まだ焦らず大会に集中できる。

4位から7位までは６ポイント差の大混戦。何としても福岡でライバルチームよりポイントを取って名古屋を有利に進めたい。

現状、らぶましーんがかなり危ない位置にいる。何としても福岡でツアー１勝目をあげ、ファイナル進出に望みを繋げたい。

福岡で、上位陣がさらにポイントを重ね、ツアーファイナルを盤石にするのか。それとも下位チームの逆襲が始まり、名古屋で混戦に持ち込むのか。優勝予想以外にもポイントランキングに注目したい。

以上、大阪の総括でした。

次回は、福岡の優勝予想をしつつ、過去のGP・闘会議CUPで使用された「京紫の甘味娘」「炎撃の凶弾」「赤刃の鬼将」が後半戦で使用されてくるので、見所など記事にしていければと思っております。

それでは次回、福岡事前予想でお会いしましょう。

隹ナムでした

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