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モンストスタジアムの大会考察ブログです

【東京】翠緑の生命体

こんにちは隹ナムです。

10月13日に開催された東京大会の考察をしていきたいと思います。

今回はタイムアタックラウンドに使用された翠緑の生命体についてです。

 

タイムアタックラウンド

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 ※TA順位表。実力派の練習不足がまさかの最下位に沈む。

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タイムアタックラウンド上位4チームの編成及び手数表です。

残念ながら下位4チームは映像が残っていないので分析できません。

TA1位に輝いた【愛】獣神亭一門は大きなミスも無く、おそらく想定通りの13手だったのではないでしょうか?バトル6ではしっかりとエンフィールドを処理してワープの発生を阻止し、弱点とフェルメールのキラーで確実にボスを倒す。

流石人気チームです。

 

TAで注目はGVの反射4体編成

バトル2で時間が掛かってしまうが、貫通タイプがいないことでミスによる手番ズレへの許容度が非常に高い。針の穴を通すような最速タイムを狙うのではなく、ミスをしても崩れない、最優の選択ではないだろうか。

プロツアー初戦でほかのチームがどういう編成・立ち回りで来るか分からない、初戦でどのチームも緊張しているという状況の中、非常に堅実な姿勢が伺える。

※GVのTAは公式動画1:27.10付近から

 

もう一つ注目は4Sleepersの12手目と14手目

バトル1を2手で突破予定の4Sleepersは2手目騎士の頭上を狙うショットが抜けてしまうミスはあったが、バトル2のワルプルギスの好配置やその後の落ち着いたプレイで流れを取り戻す。

12手目ブラフマーが、前ステージでウィンドに吸われた位置(右上隅)からカーマを避けて中ボスをワンパンするモモ選手のスーパーショット。この1手でバトル6ユミルスタートを可能にし、ボスワンパンの条件を作り出す。

バトル6をユミルスタートで迎えた14手目。ブラフマーと同じくウィンドに吸われていたユミルは右上配置、エンフィールドが邪魔して直接狙えない為、壁1反射を使うリーダーくま選手のスーパーショット!!この2手で大きくタイムを縮めてTA3位を獲得した。

※4SleeprsのTAは公式動画1:24.30付近から

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 この位置から壁を使ってのスーパーショット!普通に入っても削りきれない事が多い中、まさにプロの1手

 

セミファイナルC はなっぷvs今池壁ドンズα

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グランプリ王者で絶大な人気を博す壁ドンズと、とある事件でヘイトを集めてしまったはなっぷの一戦。

バトル1でリードを奪った壁ドンズがそのまま勝利。解説のS嶋氏も「美しい」と評するほど完璧なプレイで王者としての格を見せつけた。

注目は11手目、そふぁ選手の一手。バトル6でフェルメールがワンパンできるようにズラしながらカーマを3体処理している。

この1手には、バトル2で全処理しつつ右上に配置と、バトル3の配置調整でさらにボール1つ分壁際にズレる事で、フェルメールをズラしつつカーマを3体倒す事が可能なラインを確保している。まさに美しいの一言、圧巻のプレイで会場・視聴者を熱狂させた。

壁ドンズペースの会場・解説に隠れて、実ははなっぷにスーパーショットが2つ生まれている。

まずは9手目のアトス。バトル4はブロックが配置され、反射タイプのアトスでは中々4体全部処理するのは難しい。そこをシュリンガーラのボムスローで加速を誘爆させ4体を1ターンで処理したきよっぴー@選手のスーパーショット!!(会場は中ボスをワンパンしたガウェインに夢中)

そしてセイララーイ選手10手目のオセロー。ステージ真ん中から打ち出してカーマを3体処理、そのまま左壁と中ボスの間に入り6割ゲージを削るまさにミラクルショット!!狙った1打なのか偶然の1手なのか分からないが凄いプレイだった。(会場はフェルメールを完璧にズラした刹那に沸く)

はなっぷはバトル2でオセローの友情を発動できずに理想通りの展開とは行かなかったが素晴らしいショットを見せてくれた。

今後の大会に期待したい。

セミファイナルCはなっぷvs今池壁ドンズαの翠緑の生命体は公式動画1:56.10付近から

 

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この羅刹がボール1個分左だったらズラしと3体処理は可能だろうか?まさに計算された試合展開だった。

 

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右側からカーマを2体処理して左側に来たが止まってしまったアトス。この後飛んできたボムスローが当たり、加速してカーマを倒しきる。

 

セミファイナルD GVvsアラブルズ

 

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TA2位通過のGVと、TA7位通過のアラブルズの一戦。

ちなみにGVのAnchorとしさんは見た目怖いが笑うと素敵だしTwitterが可愛い。

TAラウンドと同じ流れで進むGVに対して、10手終わりを想定しスピード勝負を挑むアラブルズ。バトル4まで順調に進むGVに対して、バトル2でミスがあり想定がずれてしまったアラブルズが徐々に離されていく。

バトル5でお互いにグダッてしまいほぼ同時にバトル6に突入する。

バトル5の良くない流れはバトル6まで続き、隙間に挟まりに行くも、ダメージが出なかったり、弾かれたりと我慢の続く展開となる。

ここで追いついたアラブルズだったが、バトル2で手番がズレた影響が大きく、バトル6ワンパンの為に編成しているフェルメールを生かす事ができずボスを削りきる事ができなかった。

セミファイナルD GVvsアラブルズの翠緑の生命体は公式動画2:20.00付近から

 

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アラブルズのバトル2。シュリンガーラが左・右・左の3反射で5体を一筆書きする場面。軌道が少し上にずれてしまい突破する事ができなかった。初期配置や1手目ガウェインが当たった際のズレ具合によって角度が変わる難しいショットである。

 

以上、東京会場「翠緑の生命体」の解説でした。

この記事を読んだ後に、もう一度ツアー動画を見て、新たな発見をしていただけたら嬉しいです。

それでは次回東京会場「妖光の狐少女」でお会いしましょう。

隹ナムでした。

  


【第1戦 東京会場】モンスターストライク プロフェッショナルズ2018 トーナメントツアー

 

あとがき

この後は、東京会場「妖光の狐少女」「冥黒の女王」、仙台会場の4ステージ、11月24日の大阪会場について解説していく予定です。他にも「各チームの紹介」や「e-sportsとしてのモンストの今後」なんかも話していければと思っております。

ほんとは動画を抜粋して部分的に載せられれば見やすいんですけど、公式さんの動画を加工して使用するとか怖いんでやめときます・・・(^^;;

勝手に「ミス」とか「このショットはこういう意味では?」とか偉そうに書いてますが、プロの方々に怒られないかちょっとビクビクです・・・あはは( ̄▽ ̄;)