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モンストスタジアムの大会考察ブログです

【東京】妖光の狐少女

こんにちは隹ナムです。

10月13日に開催された東京大会の考察をしていきたいと思います。

今回は決勝ラウンドで使用された妖光の狐少女についてです。

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ベスト8 【愛】獣神亭一門vsはなっぷ

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TA1位獣神亭とTA4位はなっぷ、プロツアー初戦かつバトルラウンド1戦目ということで注目の一戦となった。

 波乱の展開だった。TA1位優勝候補の獣神亭がまさかの初戦敗退を喫した。

勝負を決めたのはあーぼー選手の3手目・・・、では無くウィズ。選手の初手だ。

実は獣神亭・はなっぷ共に同じ様に打っているように見えて、獣神亭側の3rdが右にズラせてないのである。写真のアキレウスとTwoforAllの位置を見ると、TwoforAllがしっかりとハンシャインの下にズレているのに対し、アキレウスはボール半個分左に位置している。このボール半個分の差がハンシャイン処理に大きな影響を及ぼす。

ダメージを見るとはなっぷが均等にダメージを与えているのに対し、獣神亭のダメージはバラバラだ。逆V字のラインが左にズレている為、右上のハンシャインが1打足りなくなってしまった。ここで順番がズレたことが響き、バトル毎に差が広がってバトル4までに30秒離されてしまう。

バトル4まで完璧な立ち回りを見せたはなっぷの勝利・・・かと思いきや、なぜかバトル5でグッダグダになってしまう。友情コンボがあまり強くない編成のはなっぷはマモン始まりで天使を処理できないと判断したのか、SSを使って天使を倒しにいく。しかし天使は倒せず逃走してしまう。ここからバトル5を突破するまで9手を費やし、30秒あったリードをひっくり返されてしまう。バトル6で配置が良かったハーレーで勝利を納めたものの想定外の辛勝となった。

妖光の狐少女は、反射貫通のショット順が重要なステージだが、その起点は1手目の3rdズラしから始まる。意外と目のいかないところだが、非常に重要なので注目してみよう。 

※ベスト8【愛】獣神亭一門vsはなっぷの妖光の狐少女は公式動画0:33.00付近から

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 写真で比較すると、アキレウスとTwoforAllの位置が違うことがわかる。この位置からアキレウスが逆V字でハンシャインを倒しきるのは難しい。

 

ベスト8 GVvs4Sleepers

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TA1位GVvsTA4位4Sleepersの一戦。ここまでTA1位から4位が全て妖光の狐少女を選ぶ展開。やはりプロといえど冥黒の女王は難しいという事だろうか。

ピックでは4Sleepersがトライデントレーザー持ちの孫尚香の進化と神化そしてアレキサンドライトを選んだ。弱点位置固定のこのクエストで、配置をしてトライデントレーザーの根元を弱点に当てられれば大きなダメージを与えられる。一方、GVは獣神化ルシファーを選択。有効なキラーなどを持っているわけではないが、16ターンで打てる大号令はフィニッシャーとして非常に強力だ。

試合は落ち着いた立ち回りのGVが勝利。4Sleepersは4手目にガスマスクの間に入ったカグツチが抜けてしまい立て直しに時間がかかってしまった。このガスマスクが曲者で、かなり抜けやすく簡単そうに見えて難しいショットだ。

※ベスト8GVvs4Sleepersの妖光の狐少女は公式動画0:46.40付近から

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4手目挟まりに行ったが抜けてしい悔しそうな4Sleepers。

 

セミファイナルD GVvsアラブルズ

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セミファイナルGVvsアラブルズ。1戦目の翠緑の生命体で勝利したGVはここで勝てばファイナル進出。アラブルズはなんとしても巻き返したい一戦。

試合が動いたのは4手目、GVのルシファーがガスマスクに挟まるがダメージが足りず倒しきれない。1つのミスから大きく離されるのがこれまでの試合の展開だったが、ここでGVは離されなかった。持ち前の打ち出しの速さでバトル4終了時点の差は6秒。そしてバトル5で逆転しそのまま勝利をつかんだ。

この逆転劇を可能にしたのが打ち出しの速さ。4手目以降相手よりも手数がかかる展開でタイム差を開かせない驚異的なスピードを披露した。

実は逆転劇を演じた試合は東京会場ではこの1戦だけだ。他の試合は1つのミスから徐々に差が開き、相手チームの状況を考慮し落ち着いた立ち回りができる先行チームがそのまま勝利を掴んでいたが、GVの打ち出しの速さがアラブルズに余裕を持たせなかった。

負けてしまったアラブルズだが、決してミスがあったわけでも遅かったわけでもない。まさに接戦、東京のベストゲームだった。

セミファイナルGVvsアラブルズの妖光の狐少女は公式動画2:31.20付近から 

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両チームのバトル4。ノブナガとカグツチでそれぞれ中ボスをワンパンするのだが、ノブナガは左壁を経由してボスと右壁の間に入っていく難しいルートとなっている。

 

ファイナル 今池壁ドンズαvsGV

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ファイナル2戦目王者今池壁ドンズαvsダークホースGV。

正直、GVがファイナルまで進むとは誰も予想していなかったのではないだろうか。

試合はまたもや4手目にガスマスクが倒しきれずにGVが追うセミファイナルと同じ展開となる。

ここで離されないのがGV、かと思いきやさすがは王者壁ドンズ。打ち出しの速さでもGVを圧倒する。ほぼノーミスでバトル6まで進んだ壁ドンズはマモンのSS(貫通化し、壁に触れると反射タイプに戻る)を使い時間のかかるバトル6を2手で終える圧巻のプレイ。ファイナル1戦目をものにした。

※ファイナル今池壁ドンズαvsGVの妖光の狐少女は公式動画2:59.35付近から 

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マモンのウィニングショット。バトル6は通常ビットンを先に処理してボスを倒しにいくが、あえてビットンを残しマモンのSSが抜けないようにしている。

 

以上、東京会場「妖光の狐少女」の解説でした。

この記事を読んだ後に、もう一度ツアー動画を見て、新たな発見をしていただけたら嬉しいです。

それでは次回東京会場「冥黒の女王」でお会いしましょう

隹ナムでした

 


【第1戦 東京会場】モンスターストライク プロフェッショナルズ2018 トーナメントツアー