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モンストスタジアムの大会考察ブログです

【名古屋】ベスト8

こんにちは隹ナムです。

12月22日に開催された名古屋会場を考察していこうと思います。

それでは今回は「ベスト8」編です。

 

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名古屋バトルラウンドトーナメント表は上記の通り。トーナメント表上側が妖光の狐少女、下側が翠緑の生命体となっている。

1位らぶましーんは妖光連戦の山を選択。そこに2位【愛】獣神亭一門がぶつかり初対決。妖光で先行を取るなら、左上の山という選択肢もあったが、絶対に優勝しなくてはいけない獣神亭は今池壁ドンズαに当たられるのを避けたのではないだろうか。

他3山は全てリベンジマッチ。左上、今池壁ドンズαは福岡での雪辱を果たしたい。左下は仙台セミファイナル以来の対戦。優勝しなければいけない練習不足。と仙台での借りを返したいGV。右下は大阪決勝以来、GP2018から数えて3度目の対決でこれまでアラブルズの2勝。ツアーファイナル進出の為、何としてもリベンジしたい4Sleepers。

ツアー最終戦ベスト8はどの対決も成績とプライドをかけた負けられない戦いとなった。

 

ベスト8第1試合 今池壁ドンズαvsはなっぷ

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ツアーでは3回目の対戦。ここまで1勝1敗でイーブンの今池壁ドンズαvsはなっぷ。

先攻壁ドンズはファーストピックマモンを選択し、使い慣れた14手フィニッシュの編成をとる。はなっぷは刹那ピックから貫通編成で勝負。ツアー3回目の妖光の刹那編成、最速11手フィニッシュは観れるのか!?刹那・孫尚香をピックしたはなっぷに対し第4ピックで大喬小喬をピックした今池壁ドンズα。仙台のTAでも同じ編成で挑んでいた理想編成だが、ここで大喬小喬をとる事で、はなっぷの刹那編成の精度を落としている。仙台TAで大喬小喬を使っていたはなっぷは、代わりにカマエルを据えてきた。カマエル大喬小喬より攻撃力は高いが、パワー型で減速率が高く4手目の精度を考えると、大喬小喬の方が使い勝手がいいと私は感じている。ちなみにファーストピックの刹那だが、前回赤刃のカグツチのように最終ピックまで残すと、最悪の場合相手に取られる可能性がある。マモン編成の場合、特に刹那に役割はないのだが、Leadに据えれば最低限の役割は果たすことができる。相手に4・5ピック目で刹那を取られると、貫通編成が成り立たず反射の有力なフィニッシャーやダメージソースが取られてしまっていて、非常に厳しい戦いになる。

 

試合は順調にスタート、今池壁ドンズαは仙台TAよりも速いペースで各バトルを突破していく。逆にはなっぷは4手目でビットンに当たりすぎてしまい、ガスマスク処理が残ってしまう。本来であればカマエルがもう少し壁から戻ってきてガスマスクに当たっていたのだろう。はなっぷのガスマスクが残ったことを確認した今池壁ドンズαは落ち着いてバトルを進んでいく。綺麗に処理が進む10手目、フィニッシュの為にある程度配置を整えたいマモンは画面下側に停止。しかし、ステージ移動時にボス左側に飛んでしまう。限りなくSSを打つのが不可能に近い角度に止まるマモン。一瞬浮き足立つ今池壁ドンズαだが、リカバリーも想定内。マモンSSでは倒せないが、16手目ヘラクレスでフィニッシュ。お互い理想手とは行かなかったが、リカバリーが機能した今池壁ドンズαに軍配が上がった。

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▲難しい角度だがしっかりフィニッシュ

 

ベスト8第2試合 らぶましーんvs【愛】獣神亭一門

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TA1・2位の対決。最終戦で有終の美を飾りたいらぶましーん。ツアーファイナルへ優勝を目指す【愛】獣神亭一門。先攻マモンを要するらぶましーんに対し、獣神亭は大喬小喬・ロバーツという強力な貫通キャラをピック。妖光の後攻をあえて選択した獣神亭はラストピックで隠し球ベルスターをピック。16ターンSSだが、ゲージでSSターン短縮持っており、通常の立ち回りでもSSを短縮し、14ターン目でマモンと同じ動きをすることができる。

試合は完全なミラーゲーム。両者全く同じ動きをしていくが打ち出しの速さで獣神亭が先攻していく。お互いノーミスで進んだ14手目、secondけーどら選手が注目のベルスターSSで勝負を決める。お互い非常に綺麗な立ち回りだったが、わずかな打ち出しの速さで【愛】獣神亭一門が勝利をものにした。

このベルスターだが、おそらくマモンの対抗として各チーム考察はすると考えられる。ここまで出てこなかったのは、道中の火力不足とフィニッシュの不安定さではないだろうか。2手目で剣を持つとは言え、キラーを持たない為、カグツチや信長などと比べると道中火力にやや不安が残る。今回しっかりワンパンできたのは、その前にボス直上にしっかり配置を決めていたからであり、ベルスターのSSは斜めから入ると火力不足で削れないことが多く、フィニッシャーとしてマモンよりもシビアな配置が要求される。

TAから好調を維持する【愛】獣神亭一門。TA1位を下したことでバトルラウンドで先攻を取れるアドバンテージを得る。らぶましーんは完璧な立ち回りをするも一歩及ばず。ツアー未勝利に終わってしまったが、素晴らしい戦いを見せてくれた。来年らぶましーんの躍進に期待したい。

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▲ツアー初登場のベルスターでフィニッシュ!!

 

ベスト8第3試合 練習不足。vsGV

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仙台セミファイナル以来の対戦カード。優勝するしかない練習不足。地元優勝に向け負けられないGV。お互い負けられない緊張からか序盤にミスが発生。練習不足。は3手目、難しい貫通一筆書きでカーマを残してしまう。GVは2手目、騎士の頭上にフェルメールが入れない。両者想定とはズレた立ち回りになるが、5戦目ともなればリカバリーも落ち着いたもの。手番はズレるものの最小限の被害でバトルを抜け、お互いほぼ同時にクエスト後半へ突入する。手番がズレていることでウィンドにより配置がグチャグチャになるバトル4も、残ったカーマにキーキャラクターが綺麗に引っかかり、バトル5の中ボス処理を補助。荒れた展開とは思えない綺麗な立ち回りで最終ステージに突入。しかし、ここは翠緑の最終ステージ。華麗な逆転劇もあれば、泥沼の殴り合いもある。今回は殴り合い、互いに「これで決める」というところでダメージが伸びない。打つ方も見る方もハラハラする展開は、最後ワープを避けていたGVのフェルメールがボス下で削り切り勝利。仙台のリベンジを果たした。

惜しくもここでツアー敗退となった練習不足。仙台でのcyu_yan選手獣神化やマイクパフォーマンスなどで各会場を大いに盛り上げてくれた。このツアーを糧に来年はさらに強く、ファンを盛り上げてくれるチームになってくれるだろう。 

 

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 ▲両者残ったカーマに配置を救われる。

 

ベスト8第4試合 4Sleepersvsアラブルズ

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プロになって3度目、ここまでアラブルズが2勝と勝ち越している因縁の組み合わせ。グランプリニュースでくま選手の「ウザい」から始まった犬猿対決。4Sleepersはツアーファイナル逆転進出の為にも絶対に負けられない。

 試合は超ハイペースで進んでいく、両者ミスなく進むがアラブルズの突破タイムは大阪で今池壁ドンズαを下したセミファイナルより約2秒早いペースで進んでいく。かなりのハイペースでいつミスをしてもおかしくない状況だが、4Sleepersも落ち着いてそのペースについて行く。

勝負が動いたのは7手目、先行するアラブルズがバトル4の1手抜けをミス。大阪の【愛】獣神亭一門と同じく、右下打ち出しでブラフマーの配置をズラさない様にしたが、角度が甘く、左下のカーマが残ってしまう。ここで4Sleepersが逆転、バトル5中ボスも亜人キラーLを持ったワイアットアープがしっかり削りきり役割を果たす。後を追うアラブルズも、アンチウィンドを持つガウェインの配置が良く、1手遅れながらも中ボスを綺麗に処理し、4Sleepersのすぐ後ろにつける。フィニッシャーがユミルの4Sleepersは火力にやや不安が残る為、まだ11手目以降まで続く可能性は大いにある。そうなればアラブルズは12手目ブラフマーのボス上弱点一撃で逆転勝利の可能性があり、両者気の抜けないデットヒート。ノーミスで10手目を迎えた4Sleepers、打つのはこれまでユミルで2回綺麗なフィニッシュを決めているリーダーくま選手。ユミルの扱いは手慣れたもの。リーダーの一撃でついに宿敵アラブルズから白星を勝ち取った。

結果的にアラブルズの1手が勝負を分けた形になったが、あれだけ早いペースで進んでいたアラブルズはバトル4まで行けば十分なリードを持って、もっと落ち着いて打つことができたはずだ。しかし、想定以上に4Sleepersの追い上げが早く、難しい7手目に時間をかけることができなかった。試合後、4Sleepersくま選手はアラブルズの立ち回りを研究してきたと語り、優勝へ向け入念な準備をしてきた事を伺わせた。

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 ▲火力に不安のあるユミルでワンパン3回目。くま選手といえば翠緑のユミル!!

 

終戦名古屋はベスト8からアクセル全開。4試合とも名古屋会場の熱気をさらに盛り上げる熱戦を繰り広げた。

セミファイナルは、今池壁ドンズα vs GVの地元中部代表対決。互いに優勝以外眼中にない【愛】獣神亭一門vs4Sleepers。

どちらの対決もお互いのプライドが火花を散らす。

 

以上、名古屋「ベスト8」でした

それでは次回「セミファイナル」でお会いしましょう。

隹ナムでした

 


【第5戦 名古屋会場】モンスターストライク プロフェッショナルズ2018 トーナメントツアー